インド旅行記10「映画編」
インド旅行2日目の夜はジャイプール泊。
今回の旅行で泊まったホテルはイマイチのホテルばかりだったけど、ジャイプールパレスホテルは唯一まっとうなホテルでした。ああ、ゆっくりできる。
さてその日の夜、ゆっくりやすもうと思っていたら、ガイドさんから映画のお誘いがありました。インドにまで行って映画みたいとも思わなかったし言葉もわからないし、「映画はいいです。」と言ってパスしたつもりだったのですが。「じゃあ、行きましょう。」という感じで映画館に連れて行かれました。どうも「いいです」という言葉を「good」だと思ったようです。日本語って難しいですね・・・・。
映画は、歌って踊ってハッピーエンド、という典型的なインドスタイルの映画でした。言葉はわからなくても大筋はつかめました。
で、ガイドさんのコメント。「インドの映画はほとんどがハッピーエンドの楽しい映画です。普段悲しいことやつらいことばかりなので、映画くらいは楽しくみたいのです。」
これは非常にインパクトのある言葉でした。そうか。不幸な映画を見て感動するとか、戦争映画を見て熱くなるとか。これは人ごとだから楽しめるんだ。当事者じゃないからなんだ。ほんとに不幸な人が不幸な映画を見るってことはとんでもないことなんだ。日本や欧米で作ってる映画というのは、ブルジョアがみる映画なんだ・・・・。
こういうことを知っただけでもインドで映画を見た価値がありました。
ちなみにあとから調べたら、インドで製作される映画は年間役800本で、アメリカをぶっちぎって世界一とのこと。また、観客動員数も1日に約1000万人とのこと。インドって映画大国だったんだなあ。
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