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2005.05.26

インド旅行記21「タージ・マハル」

050526

さて、タージ・マハル。
あまりにも有名な建築物。写真でもイヤになるほど見ているし、どうせ新たな感動はないでしょう、とけっこうさめた気持ちでした。こんなメジャーなところで感動なんかしてやるもんか、という妙にひねくれた気持ちもありました。
だがしかし。やられました。大感動。こんなすごいものだったのか。こんなでかくて美しいものなのか。もしかしたら世界一美しい建築物かも。

ということで、深く反省してタージ・マハルについてちょっと調べてみました。
ムガール帝国のシャー・ジャハーン帝が亡き最愛の妻のために建てた霊廟。これだけでもすごいエピソードです。なぜなら、ムガール帝国はイスラム教。イスラム教は一夫多妻を認めているので、普通の王様ならば何人お嫁さんがいてもおかしくありません。それなのに、一人の妻のためだけにこれだけの建築物を建てたのです。しかも22年もかけて。すごいよなあ。よっぽど嫁さんを愛していたんだろうなあ。

建築には王朝が傾くほどお金と労力がかかった模様。
22年の歳月と1日2万人の人手をかけてます。
ペルシャとかヨーロッパから一流の建築家や技術者を呼び寄せてます。当然破格の給料だったのでしょう。
装飾には、翡翠,水晶,珊瑚,トルコ石,メノウ,サファイア,ダイヤモンド,アメジスト,金銀等が使われています。しかもそれらは、中国,ロシア,チベット,スリランカ,エジプト,ペルシャ等世界各国から取り寄せられているのです。
また、建物のほとんどは膨大な量の大理石と赤砂岩からできているのですが、これも大理石はジャイプールから、赤砂岩はファテープル・シークリ付近からと、結構遠方から運ばれているのです。

やはりタージ・マハルは、人気が出て当たり前のすばらしいところでした・・・・。

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