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2005.06.12

インド旅行記33「フマユーン廟」

050612

フマユーン廟は、16世紀のムガル帝国の皇帝フマユーンの霊廟です。

この建物もやはりムガル帝国のもの。ほんとインドにある大きな歴史的建造物は、ムガル帝国時代のものが多いです。その中でもフマユーン廟は結構古いもので、後のタージ・マハルをはじめとしたムガル帝国の建築物の原型になっているようです。

造りはおなじみの赤砂岩と白大理石の組み合わせ。広い敷地の中にメインの美しい建物があるほか、きれいな庭園やら古い門やらがバランスよく配置され、見所が満載です。野生のクジャクとか、日本では見られない鳥や動物も結構見られたし。観光客もほとんどいないため、ゆったりと見学できました。

それにしても、こんなにきれいで立派な建築物なのに思いのほか人が少ないのです。タージ・マハルはあんなに人でごった返していたのに。
そういえば、インドのいろいろな観光スポットは、人でいっぱいのところとガラガラのところと大きく分かれているように感じます。なぜだろ?と考えてみると、それはやはり宗教的な信仰の対象となっているかどうかが大きなポイントのような気がします。例えばタージ・マハルは、明らかに単純な観光客よりも、信仰の対象として訪れているイスラム教の信者が多いようです。

このへんが日本の観光地との大きな違いなのかな? 例えば、法隆寺が聖徳宗の信者でごった返すことはないし、金閣寺が臨済宗の信者だらけということもないですよねえ。
こういう違いを発見するのも、インド旅行の楽しみのひとつです。

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