インド旅行記37「宗教編」
インドにはいろいろな宗教があります。
一番多いのがヒンドゥ教で、80%位なのかな? その他にも、イスラム教,シーク教,仏教,ジャイナ教など、たくさんの宗教があります。
宗教はデリケートな問題であり、私としても宗教に関しては否定的な意見を持っています。本来ならあまり触れたくはないのですが、やはりインドということで宗教についてちょっとだけ書きます。
まず、インドに行ってちょっと違和感があったこと。ターバンを巻いている人がほとんどいないのです。インドといえばターバンというイメージだったのですが・・・・。
そのへんをガイドさんに聞いてみると、ターバンを巻くのはシーク教の人なんだそうです。シーク教徒は人口の数%なので、あまり出会わないわけです。しかもシーク教だからターバンを巻かなければならないというわけでもないみたいです。シーク教は髪の毛を切らない戒律があるので、髪がじゃまだからターバンを巻いているということみたいなんです。
それにしても、なんで日本人にとってはインドイコールターバンみたいなイメージがあるんだろ? やはりカレーのCMのイメージなのかな?
次に、ジャイナ教。
ジャイナ教は、非常に厳しい戒律がある宗教です。その中のひとつが不殺生。動物は一切殺しません。それもかなり徹底しています。インドでは、夏なのにマスクをしている人をときどき見かけます。その人は高い確率でジャイナ教の信者で、微生物をうっかり吸い込まないようにしているんだそうです。もちろん病気の予防という意味ではなく、微生物を殺さないために。
ちなみにガイドさんもジャイナ教でした。当然のように菜食主義。ガイドさんに日本から持ち込んだお菓子をあげたときも、「これには肉は入っていませんよね?」と念を押されました。
これだけ徹底しているとそれはそれでたいしたものです。「クジラは知能が高いから殺すな」とか「イルカはかわいそうだから殺すな」とかヒステリックに言っておきながら、豚や牛や鶏をバンバン殺して食いまくる欧米人(特にアメリカ人!)よりよっぽど考え方が一貫していて、ある意味共感しますよねえ。
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