パニックSF映画を観て思うこと
クリスマスにもかかわらずたいした用もなかったので、テレビで「The Core 」というパニックSF映画を観ました。
ストーリーはというと、「地球を守るために何人かが活躍し、ひとりひとりと名誉の死をとげていって、最後は若い男女が生き残って地球を救う」的な、いかにもアメリカンなどこにでもありそうなストーリー。地球の中心に向かう設定はもう技術的にはメチャクチャで、笑ってしまうほど。オチも見え見えで、全てが思った通りのストーリーでした。
だがしかし、それはそれでけっこう感動しました。ほんと最近の映画はSFXや合成の技術はすごいなあ。
ただ、いつも思うんですけど、こういった映画って見た目のハデなところにばっかり力を入れて、地味な背景的なところはあまり深く作っていないんですよねえ。例えば、地球の中心に突入するマシンを作るとき、以下のような会話がありました。
技術者「作るのには10年はかかる。」
責任者「3ヶ月で作れ。」
で、3ヶ月でできちゃうんですけど、このへんの描写が全くないんです。私はメカ系の設計の仕事をしてるんですけど、日程通りにモノを作るのに死ぬほど苦労する現状があります(結局間に合わないことが多いけど)。ましてや10年の計画を3ヶ月で作るということは、それだけで壮絶なドラマがあったはず。技術者の私としては、そのへんをしっかり描いてほしかったなあ・・・・。
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