« ベトナム・カンボジア旅行記04「南大門」 | トップページ | ベトナム・カンボジア旅行記06「バプーオン」 »

2006.01.18

ベトナム・カンボジア旅行記05「バイヨン」

アンコールトムの中心となるバイヨン。

バイヨンは、神々の住む須弥山(メール山)を模したもので、世界の中心という意味を込めて建造されたそうです。
構成としては、二重の回廊と、その中心に位置する高さ約42mの中央祠堂からなっています。
そして中央祠堂の周りには、多くの尖塔が建てられています。

06011802

そして、その尖塔には、観世音菩薩像の4面仏が刻まれています。観世音菩薩というのは、いわゆる観音様なわけですが、日本の観音様のイメージとはちょっと違うような気がしますね。
観世音菩薩の4面仏は、王都内に49体,城門に5体,合計54体あるのですが、ぱーっと見たところ、同じ表情のものはひとつもないように見えました。

06011801

全体的な印象としては、とにかく圧倒的な岩のかたまりの重量感。あと、どこを見渡しても観音様の顔。

ただ、密林の中にあるせいか、傷みがかなりひどいのが心配。
エジプトの遺跡のほとんどが紀元前に作られていますが、意外と原形をとどめています。それに対してアンコールの遺跡群は、12世紀前後に作られた比較的新しいものなのに、いつ崩れてもおかしくないような傷みかたなのです。
これはかなり気合いを入れて保護や修復をしていかないといけないな・・・・。

|

« ベトナム・カンボジア旅行記04「南大門」 | トップページ | ベトナム・カンボジア旅行記06「バプーオン」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ベトナム・カンボジア旅行記05「バイヨン」:

« ベトナム・カンボジア旅行記04「南大門」 | トップページ | ベトナム・カンボジア旅行記06「バプーオン」 »