ベトナム・カンボジア旅行記12「タソム」
タソムは、仏教系の寺院です。
アンコールの遺跡群は、圧倒的に大きく、重量感のある建築物が多いんですけど、ここはこじんまりしています。あまり人気がないようで、ガイドブックにもたいした説明がなく、人も多くはありませんでした。けど、全体的な雰囲気は、わびさびがあって地味ながらいい感じです。
第1印象は、とにかくボロボロに傷んでいるということ。
門をくぐり抜ける時なんか、今にも崩れそうで怖いくらいです。修復もほとんど行なわれておらず、適当に木で押さえてあるだけ。例の榕樹スポアンも破壊に一役買っているようです。
あと、地面がなぜか赤い砂で覆われているように見えます。どうも赤いレンガが風化して砂になってしまったもよう。
全体的にはボロボロなんだけど、ときどき奇跡のようにあまり傷んでいない女神像のレリーフがあったりします。ちょっと不思議。
いずれにせよ、もうちょっと補修しないと、そんなに遠くない将来、確実にこの遺跡は崩壊します。誰かなんとかしてやってほしいものです・・・・。
| 固定リンク
コメント