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2006.02.06

ベトナム・カンボジア旅行記17「バンテアイスレイ」

アンコールワットの北東40kmにあるヒンドゥー教の寺院、バンテアイスレイ。
バンテアイスレイというのは「女の砦」という意味だそうですが、まさしくそんなイメージの遺跡です。

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ここは、いいです。
アンコール遺跡群というのは全体としてはすばらしいんだけど、ボーッと見ていると、みんな同じように見えたりします。色も形も。
ところが、ここバンテアイスレイは、一見して違います。赤い。遺跡全体が華やかにかつナチュラルに赤いのです。ここらへんでは珍しい赤砂岩が多用されているからです。

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しかも、レリーフが緻密で美しい。意外と壊れずに程度良く残っています。赤砂岩はもろくて崩れやすいのに、こんなに保存状態がよいのはちょっと不思議です。

また、レリーフがはっきりしていてわかりやすいのも好印象。赤砂岩に施したレリーフは、浮き出たところが明るい赤で、彫り込んだところが暗く沈んで見えて、コントラストがはっきりして非常に美しいです。

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あとコメントしておかなくちゃいけないのが、「東洋のモナリザ」と呼ばれている中央祠堂のデヴァダー像(女神像)。
フランスの作家で文化大臣のアンドレ・マルローさんが1923年にここを訪れたとき、あまりの美しさに持ち帰ろうとして捕まった、というエピソードがあるほど有名です。そりゃあダメでしょう。
私としては、「東洋のモナリザ」は持って帰りたくなるほどのインパクトはなかったなあ。

くどいようですが、バンテアイスレイはよいです。アンコール遺跡群全体でも1,2を争う好印象です。ここはおすすめ!

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