音楽に対する情熱
トシをとるにつれて、いろいろなものに対して昔のような強い思い入れがなくなっていくというか、テンションが落ちていくというか、感動を失っていくとか、そういうことを感じませんか?
例えば、仕事でも昔のほうが必死にやってたし、遊ぶのに外出するのもめんどくさくなるし、ドライブもあまりしなくなってきたし、いい写真を撮ろうとカメラを持って出かけることも少なくなっています。昔のテンションを保って続けているのは読書くらいかな?
その中で、音楽を聴く姿勢も昔に比べて確実に堕落していっているのが自分でも情けなかったのです。
音楽に興味を持ち始めたのは、中学生の頃。このころはお金もなかったので、お小遣いをためて月に1枚だけレコードを買って、レコードやレコード針がすり切れるほど必死に音楽を聴いていました。何回も何回も同じレコードを繰り返し聴いたため、30年近くたった今でも当時聴いていたレコードの曲の順番までしっかり憶えています。英語もわからないのに必死に歌詞カードを暗記して、今でも当時憶えた英語の曲は何曲も歌えます。そして、高校,大学とどんどん音楽にのめり込んでいきました。
音楽の聴き方が変わってきたのが、社会人になって、レコードからCDになった頃。お金も自由に使えるようになったし、CDはコンパクトなので買いやすくなったし、一度に5枚まとめ買いするとかするようになりました。そんな買い方をして、すべてのCDを丁寧に聴けるわけはないですよね。一度聴いたら二度と聴かないCDとかも増え、音楽を量で聴くようになって質で聴くことが少なくなってきました。
今では、年に何枚かしかCDを買わなくなってきて、もう音楽に対してさめちゃったのかなあと自分でも思っていたわけです。
で、先日、私の大好きだったハードロックバンドの全盛期のライブがDVD化されました。懐かしさのあまりつい買ってしまいました。
大衝撃。
こんなにすごいバンドだったのか。こんなに密度の濃い音楽だったのか。こんなにすごいパフォーマンスだったのか。しばらく眠っていた私の音楽に対する情熱が、一気に目を醒ましました。
私の目を醒ました衝撃のDVD。
その名は、RAINBOW 「Live in Munich 1977」! ! !
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