モロッコ旅行記06「ハッサンの塔」
ラバド観光のメインとも言えるハッサンの塔。
ムハンマド5世の霊廟に隣接して建っています。
1195年にムワッヒド朝のヤクーブ・マンスールが建設に着手したらしいけど、彼の死とともに工事は中断。高さ88mにする予定が44mで終わってしまったとのこと。それでもこの手のミナレット(尖塔)では世界第3位の高さだそうです。
私はここが非常に気に入っています。ハッサンの塔そのものもいいけれど、周りにあるドラム缶のような石柱とセットですばらしいです。私はメカ設計を仕事としているので、こういう幾何学的な美しさには感動してしまいます。こういうところって滅多にないんじゃないかな?
ここでさらにすばらしいのは、塔を観る位置と角度によって印象が違っていて、どこから塔を眺めても違った感動があるっていうこと。ドラム缶型の石柱もみんな微妙に形が違うし。龍安寺の石庭をモロッコの人が作ったらこうなるのかな?
隅っこのほうにある壁のモニュメントまで、なにやら意味ありげで見入ってしまいます。
天気にも恵まれ、たいへん感動したハッサンの塔でした。
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