トヨタ博物館見学後は、東海道五十三次の赤坂宿や御油宿に向かう予定でした。ところが、トヨタ博物館で、かかみがはら航空宇宙科学博物館のパンフレットを発見。男の子としてはぜひ見ておきたい!ということで話がまとまり、かかみがはら航空宇宙科学博物館に向かいました。
各務原市やその近くには、日本最古の飛行場や日本では数少ない航空機工場があるそうです。そのために、ここに博物館ができたんですね。ちなみに、名誉館長は、あの松本零士さんだそうです。なるほど。
館内に入ると、一番目立つところには、陸軍乙式一型偵察機が展示されています。この飛行機は、各務原で初めて量産された飛行機だそうです。
トヨタ博物館でもトヨタ初の量産自動車が一番いいところに展示されていましたが、「○○初」というモノは、やはり力の入れ方が違いますね。

この博物館の良いところは、機体の中に乗り込んで見学できるようになっている飛行機が多いことです。車の博物館では、どんな博物館でもまず車の中には乗せてくれません。そう考えると、飛行機の中に乗って、コックピットや設備を見学できるのは貴重な体験です。それにしても、飛行機のコックピットって複雑ですよねえ。

低騒音STOL実験機「飛鳥」も展示されていました。
飛鳥は、日本では珍しい航空技術開発機ということで、当時ずいぶん報道されたような記憶があります。結局、この技術が使われたって話は聞かないなあ。この技術、どうなっちゃったんでしょうねえ。

ちなみに、宇宙服も展示されていました。こういうモノが展示されているとは、思いませんでした。

最後に、かかみがはら航空宇宙科学博物館の全体としての感想。
日本ではあまり多くない航空博物館ということで、貴重な存在です。いろいろな飛行機が展示されていたり中に入って見学できたりと、なかなかの充実ぶりです。
残念なのは、零戦とかそういった類いの飛行機が見られなかったこと。やっぱ、飛行機の博物館と聞いて期待するのは、零戦でしょう。
もうひとつ残念なのは、これといった強烈なインパクトのある出し物がなかったことかな?
インパクトの強い展示の良い例は、苫小牧市科学センター。
ここは、客観的に見てしょぼい博物館ですが、なんと旧ソ連の宇宙ステーション「ミール」が展示されています。ミールの中に入ることもできます。しかも無料。これはインパクトがありますよぉ!

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