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2007.02.02

ネパール旅行記37「ヒマラヤトレッキング」

早朝にアンナプルナ連峰の朝焼けを観賞したあとは、いよいよ本格的トレッキングの開始です。
この日は、チャンドラコット(標高1563m)からオーストリアンキャンプ(標高2200m)まで、標高差637mを登ります。下痢しまくり、嘔吐しまくり、メシ抜きのあとのトレッキングは、実に不安でした。

ほんとはゆっくり寝ていたいところではありますが、テントは即座に撤収されました。撤収したテントや我々の荷物は、すぐに梱包されます。そしてポーターさんたちが背負い、次の宿泊地まで持ち上げてくれます。
ポーターさんたちが大きな荷物を背負っているのを見て、「どれくらいの重さを背負っているの?」と質問したところ、「だいたい40kgくらい」と答えてくれました。すごいなあ・・・・。

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みんなが朝食をとって準備ができたあと、トレッキングスタート。
私はモノを食べられる状態ではなかったので、もちろん朝食抜き。

ルートは、チャンドラコットを出発してからタンチョクやポタラといった村を経由し、オーストリアンキャンプに向かうルート。登山道というよりも、村と村を結ぶ生活道路を登っていく、という感じかな? 登った道は、かなりの部分にキチンと石が敷きつめられてあって、けっこう歩きやすかったです。

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それにしても、この石どうやって持ち上げたんだろ? やっぱポーターさんのような屈強な人が40kg近い石を担いで登ったんだろうな。

このトレッキングルートは、比較的深い森の中にあります。したがって、登っている最中は、ヒマラヤの雄大な山々はあまり見えません。ときどき開けた村から見えるくらいです。

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村では、水牛を飼っているところがけっこうありました。水牛っていうくらいだから、水のあるところにいるイメージだったんですけど、こんな山の中にも飼われているんですね。

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この水牛、村とは全然関係のない山の中にもゴロゴロしていました。たぶん野生ではなく、放し飼いにしているんでしょうね。

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トレッキングルートはそんなに険しいわけではなかったのですが、体調を崩していた私にとっては実に厳しいものがありました。

ツアーメンバーは私の他は全員65〜75歳。だがしかし、みんなびっくりするほどグイグイと登っていきます。ただでさえ体力のない上に体調最悪の私(47歳)は、どんどん遅れていきます。
約30分ごとに休憩が10分ほど入るんでですけど、私がひとりで遅れるので、みんな先に休憩ポイントに到着して私が後から追いつくというパターンの繰り返し。
私よりずっと高齢の方々から、「大丈夫?」とか「がんばってね」とか励まされる始末。

景色を楽しんだり写真を撮ったりする余裕もほとんどなく、ひたすら足元を見つめて一歩一歩足を運ぶのが精一杯でした・・・・。

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