ネパール旅行記40「ヒマラヤの日の出」
山が最も華やかに輝くのは、どうも日の出の直前のようです。
ちょっと前までほんのりとしたピンク色だったアンナプルナサウスは、見事なオレンジ色に変身しました。
同じ山でも、アップで写真を撮ると全く雰囲気が違って見えるのが不思議です。
マチャプチャレは、山の形,雪の量,見る位置の関係で、ピカピカに輝いて見えるわけではありません。けど、この風格のある山の形は何にも変えがたい魅力があります。
そして、いよいよ日の出です。
実は、前日宿泊したチャンドラコットでは、天気は快晴だったのですが、日の出をきちんと見ることができませんでした。チャンドラコットは盆地のように山に囲まれていて、一方だけが開けています。日の出は、近くの山に遮られてしまって、見えないんです。もちろんずっと待っていると、その山越しに日の出が見られるわけですが、その頃は周りはすっかり明るくなっているわけです。
ところが、オーストリアンキャンプは、周りが非常に開けています。太陽が地平線から登ってくるのがよく見えるんです。
この日は、雲海の地平線から見事な日の出を見ることができました。
写真を撮っていて気づくのは、太陽の動きの速さ。ほんとにあっという間に太陽は昇っていきます。
日の出そのものはヒマラヤ特有のものではなく、世界中どこでも(もちろん日本でも)見られるわけですが、やはりヒマラヤで見る日の出は特別な感慨がありました。
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