ネパール旅行記44「下山の途中で」
オーストリアンキャンプからフェディに向かって下山したわけですが、フェディが近づくにつれて民家と畑が増えてきます。人通りも多くなってきます。このへんは、人々の表情も明るく、充実した生活が営まれているようです。
道沿いには学校もありました。
このへんはけっこう急な坂道ばかりなので、通学もたいへんなんだろうなあ・・・・。
途中で日本ではまず見られないものを見かけました。
生きたニワトリを山のように背負ったおばさん。
このへんは、自動車はもちろんのことバイクや自転車も通ることができません。全てモノのを人が背負って運ぶか、ロバなどの動物が運ぶことになります。このへんでは、私のようななまった身体ではとてもやっていけそうもありません・・・・。
ネパールの低い山に多い典型的な風景、それは棚田。
棚田っていうくらいだから田んぼってことですよね。田んぼっていうからにはお米がとれるんだと思うんですけど、私の行った季節は農閑期だったらしく、何も育っていませんでした。残念。
さて、オーストリアンキャンプは標高2200m、この日のゴールのフェディは標高1440mということで、760mの下りということになります。体調も少しずつ回復してきていたので、まあ楽勝だろうと思っていたのですが・・・・。
思っていたよりかなりの急坂。しかも、同行のツアーメンバーの歩くスピードが非常に速いのです。みんな65から75歳くらいなのに。ニコニコしながら「トシには勝てないねえ・・・・」などと談笑しています。とんでもない。全然トシに勝っています。
何回も同じルートを歩いた経験のある現地ガイドさんも、「今回のツアーメンバーの歩くスピードは平均よりかなり速いです。」と感心した様子。
そんなわけで、私はついていくのが精一杯。目的地についてバスが見えた時は、ほんとホッとしました・・・・。
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コメント
ベンタさん、こんにちは。
集合写真のバックは、確かにアンナプルナサウスです。ほんとはプーンヒルまでいってダウラギリを見たかったんですが、体力的に自信がなくって・・・・。
カトマンズの大気汚染は私も気になっていたんですが、思ったほどではありませんでした。小型の日本車がけっこう多く、昔ほど強烈な排ガスを出しているわけではないんでしょうね。現地ガイドさんは、レンガ工場の煙を気にしていましたが・・・・。
スティル病の件ですが、確かにあの薬(ステロイド系のプレドニンですよね?)は免疫を抑制する作用があるので、薬を飲んでいるうちは逆に他の病気になりやすいようです。
けど、薬を飲まなくなってからは病気のことを気にしないようにしています。スティル病っていうのは原因もはっきりわかっていないような病気なので、気をつけようにも何に気をつけたらいいのかわからないっていうのがほんとのところでしょうかね・・・・。
ちなみに、病気が治ってから夏のインドや冬のネパールへ行きましたが、大丈夫でしたよ。お勧めはしませんが(笑)。
投稿: ばあど | 2007.02.12 01:53
ばあどさん,こんばんは
ネパール旅行記,楽しく読んでます.アンナプルナ内院に行かれたんでしょうか?旅行記42のみなさんの集合写真のバックは,ガネッシュ(アンナプルナ南峰)かな?なんて見てました.僕は,内院にいったことはないのですが,1980年にアンナプルナを一周し,ついでにピサンピーク(6091m)に登ってきました.マチャプチャレとか,懐かしいー!という気分になります.その後,仕事でランタンヒマールで越冬やらしていたので,本当に懐かしいです.
カトマンズは,今大気の汚染がひどいとか聞いたのですが,どんなぐあいなんでしょうか?でも,自衛隊がネパールに派遣されてしまうというのは悲しい現実です.
ところで,スティル病から回復されて,ネパールなどでの感染症の心配とかはもうなくなっておられるのでしょうか?
投稿: ベンタ | 2007.02.11 19:42