2007F1日本グランプリ観戦記・その4
F1の会場には、レースとは別に客寄せ用のF1マシンがよく展示されています。
その多くは現役のマシンですが、今回の富士スピードウエイでは、往年の名車が何台か展示してあって楽しめました。
まずは、大昔のホンダF1。
たぶん、1965年にリッチー・ギンサーが乗ったRA272ではないかと思います。
1.5リッター、V12、230馬力。
外見も今のF1とはずいぶん違いますね。空力的には、ダウンフォースを重視するというより、できるだけスリムにして空気抵抗を減らすという思想のようです。
続く2台は、1976年に富士スピードウエイで日本グランプリがあったときに走ったマシン。
まずは、ロータス77フォード。
1976年の日本グランプリで、マリオ・アンドレッティが乗って優勝したマシンです。空力的には、空気抵抗を減らしながらもダウンフォースをつける方向のデザインになってきています。
それにしても、JPSカラーのロータスはかっこいいですよねえ・・・・。
そして、コジマKE007。
初めての純国産のF1マシンです。1976年の日本グランプリでは、長谷見さんが乗って、スポット参戦。初めてのF1参戦にもかかわらず、午前の予選では、なんと4位! 奇跡に近いですね。今の時代ではまずあり得ないこと。すごいなあ。
それにしても、この時代のF1マシンは、デザイン的にバラエティに富んでいますよね。速さに対していろいろなアプローチがされていて、楽しい限りです。6輪タイレルとか、断面が三角形のブラバムのファンカーとか。
今のF1は、たいへんかっこいいんですが、みんな画一的なデザインになってしまってちょっとつまんないですね。まあ、レギュレーションの中で、極限まで性能を突き詰めると同じデザインになってしまうんでしょうが。
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