チュニジア旅行記05「バルドー博物館・その1」
さて、いよいよチュニジアでの観光開始。
最初の観光ポイントは、バルドー博物館です。
バルドー博物館は、おそらく世界一のモザイク博物館。
しかし、モザイク以外にも見所はあります。まずは、モザイク以外の見所の紹介です。
この博物館に入ってまず気づくのは、館内の雰囲気がなかなか良いこと。なんか高級感あふれた雰囲気があります。
それもそのはず、このバルドー博物館の建物は、オスマントルコ時代のお偉いさんの宮殿だったとのことです。博物館の開設は1882年ということで、その歴史を見ても由緒正しい感じがしますね。
モザイク以外の展示物では、大理石を使った像とかが多いようです。
ちなみに、普通の大理石は白というかクリーム色というかそういう色をしているものが多いですが、ここで展示されている大理石の像は赤っぽい色をしているものが多く、これはチュニジア付近に多く見られるとのことです。
あと、紀元前の難破した船から引き上げられたものも展示されており、目を引きました。
例えば、大理石の像(下の写真)。
顔の部分は非常に良く保存されているのに対し、身体の部分はボロボロですよね? 顔の部分だけ修復したのかというと、そうではありません。顔の部分は砂の中に埋まっていたので保存状態がよく、身体の部分だけが海水にさらされていたので傷んでしまったのだそうです。
なるほど。
しかし、2000年もの間、ずーっと顔の部分だけ砂の中に埋まった状態だったんですかねえ。転がったりしなかったのかな? 意外と地中海の海の中って、穏やかなんですねえ。
さてこの博物館、展示物がひたすら並べられていますが、その展示物の説明書きがほとんどありません。日本の博物館だと、「これは何世紀の何々時代のもので、こういういわれがあって・・・・」とひたすら説明書きがあるケースが多いのですが、そういったものは一切ナシ。
「余計な知識を仕入れるよりも、実物を見て良さを感じてください」みたいな潔さがあって、それはそれで好印象です。
で、現在チュニジア旅行記のブログを書いているわけですが、ブログを書くつもりで観光すると、たいへんに良いことがあります。後からブログを書くときに、記憶があやふやだったり間違ったことを書いたりするといけないので、きちんとガイドさんの説明を聞くようになり、またメモを取る習慣もつきました。ダラダラ観光するよりも、しっかりと思い出を残せます。これだけでもブログを始めた価値があったというものです。
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