« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008.06.30

チュニジア旅行記14「ケロアンのホテル」

チュニジア上陸後、2泊目のホテルはケロアンのコンチネンタルホテル。
このホテル、ケロアンの郊外にある中規模の観光ホテルなのですが、外観上はイマイチぱっとしません。ちょっと不安がよぎります。

08063001

ホテルに入ったあと、ロビーで添乗員さんからホテルのことやスケジュールのことが話されたのですが、そのときの添乗員さんの注意事項は以下のような感じでした。
「電話はありますが、通じません。」
「冷蔵庫はありますが、使えません。」

まあ、私は電話や冷蔵庫は使わないので問題はないのですが・・・・。
部屋に入って確認してみると、冷蔵庫はコンセントすら入っていない状態でした。これじゃあ使えないよなあ・・・・。

08063003

そんなホテルではありますが、部屋はきれいですっきりとしていて、特に不満はありませんでした。

08063002

また、ちょっとした屋外プールもありました。
添乗員さんによると、今回のツアーで利用したホテルは、あまり良いホテルではないということでしたが、チュニジアのホテルは全体的に一定レベル以上にあると感じました。
中規模なホテルでも、ほとんどが屋外プール付きでした。
どのプールも、たいへんにきれいで雰囲気の良いプールが多く、やはりプールというのはひとつのステイタスとなっているようです。
けど、いくつか見かけたプールですが、プールで泳いでいる人をひとりも見かけなかったんですよねえ。なんでだろ・・・・。

08063004

ちなみに、今回のツアーは6月の上旬でしたが、チュニジアではほとんど雨の降らない季節のはず。ところが、ホテルに着いた直後、一瞬壮絶な雨が降りました。これはお散歩は無理かなあと思ったのですが、明るいうちに雨は上がったので、ちょっと外に出てみました。

市街地は遠く離れていてホテルの周りには目立ったものは何もナシ。
なんとなく市街地のほうに向かって歩いていたのですが、直前の雨で道が川のようになっていました。道が冠水するほどの雨だとは思えなかったのですが、やはり雨の少ないチュニジアでは、排水の設備がイマイチなんでしょうね。

08063001_2

結局足元が悪かったので、すぐにホテルに戻ったのですが、雨も上がって美しい夕日を見ることができました。
満足。

08063002_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.29

チュニジア旅行記13「ケロアンへの道」

カルタゴ遺跡の観光が終わり、その日の観光メニューは全て終了。
その後は、次の日の観光の拠点となるケロアンのホテルへ向かいました。

自動車専用道路を使ってケロアンへ向う途中、サービスエリアに立ち寄りました。
サービスエリアは意外ときれいで売店の品物も充実。ちょっとしたファストフードを食べるところもあって、日本とだいたい同じ雰囲気でした。

08062901

それでも、ちょっと気になるものをいくつか発見しました。

そのひとつめ。

売店の片隅に、車関係のグッズを置いているコーナーがありました。日本だと、キーホルダーとかアクセサリー関係を置いているケースが多いですよね? しかし、ここで置いていたのは、タイミングベルトのようなベルト類やワイパーブレードやエアフィルターやオイルフィルターのような、リアルで実用的なものばかり。
サービスエリアでこういうものが必要になる状態って滅多にないとは思うんですが。もしかしたら、地元の人がカーショップのような感覚で使っているんでしょうか?

08062902

気になったもの、ふたつめ。

売店の中にはコンビニ風に本を売っているコーナーがあったのですが、そこで発見したのが「KARATE・BUSHIDO」なる雑誌。こんな本、日本でも大きな本屋さんに行かないとなかなか見かけませんよねえ。
ちなみに、後日買い物をしたとき、包装紙に使っていたのが地元のアラビア語の新聞紙だったのですが、記事の中に朝青龍の写真がありました。

080629

チュニジアというと日本とはあまり縁のなさそうな国ですが、日本の文化は知られているんですねえ。ちょっと感動しました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008.06.27

チュニジア旅行記12「ビュルサの丘」

ビュルサの丘は、ローマに滅ぼされる以前のカルタゴの中心だったところです。

丘というだけあって景色はよく、カルタゴ市街地と地中海が一望できます。どんなところへ行っても、高台から一望する景色は気持ちがいいものです。

08062701

ただ、遺跡としてのまとまった見所はなく、なんか昔の石がゴロゴロしているな、という感じでした。
ここは、全体的な風景を眺めるところですね。

08062702

このビュルサの丘、他にもいくつかの観光のために立ち寄る建造物があります。

そのひとつがアクロポリウム(サン・ルイ教会)。
ここは、カルタゴ遺跡とは全く関係がなく、現在の大聖堂は1890年にフランスによって建てられたものだそうです。
ここは、中には入らずに外から眺めただけでした。

080627

もうひとつ観光したのが、カルタゴ博物館。
ここも1890年に建てられたもので、建物としては特に古いものではありません。真っ白い外観がたいへん清潔感にあふれていて、goodです。

08062701_2

ただここは、博物館としての展示物は、イマイチ。
巨大なモザイクはなかなかのものではあったのですが、バルドー博物館が圧巻だっただけに、ちょっと見劣り感がありました。
展示物の数も種類もパッとせず、あっという間に全てを見尽くしてしまいました。

08062702_2

この博物館で現地ガイドさんから聞いたお話をひとつ。
あるひとつの展示物を指して、彼はこう言いました。

「これはレプリカです。本物はフランスが盗んでいって、自分の国で飾ってます。」

チュニジアは、一時期フランスに統治されていた国。
やはり現地の人にとっては、フランスに対する感情は複雑なようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.26

チュニジア旅行記11「アントニヌスの共同浴場」

アントニヌスの共同浴場は、地中海の海沿いにある遺跡です。
2世紀のローマ時代の皇帝アントニヌスにより建設されたとのこと。
広大な土地にある巨大な共同浴場。
それだけでも圧倒されます。
私の好きなタイプの遺跡です。

08062601

地球の歩き方によると、「更衣室、温泉風呂、水風呂、サウナ、プール、噴水、談話室、トイレなど100を超える部屋があった」とのことです。なかなか豪快な施設ですね。

現在は、さすがにその面影はあまりなく、壁の残骸や柱の一部が残っているだけ。当時の共同浴場はどうなっていたんでしょうね。見てみたいものです。というか、当時の共同浴場を思いっきり利用してみたいものです。

08062602

08062603

この共同浴場、ユネスコの協力によりけっこう修復されているようです。しかし、修復しきれない部分もあるようで、倒れた柱がゴロゴロ転がっているところもありました。

08062604

さて、このアントニヌスの共同浴場という遺跡。
ひとつ困った問題があります。
遺跡のすぐとなり、海に向かって左側には、長く白い塀と立派な建物があります。これは、大統領官邸。
アントニヌスの共同浴場は、観光地ということで写真撮影は原則OKなのですが、大統領官邸のほうにカメラを向けて写真を撮っては絶対にいけないと言われたのです。

これって、カメラ好きの私にとってはけっこうつらい縛りになります。
全体の写真を撮りたいのに、撮りたいところには大統領官邸があるわけですから。

いっそのこと、注意を無視して写真を撮ってやろうとも思ったのですが、警備の人がライフルを持って厳重警備中。さすがに冗談では済まされそうにないので、自重しました・・・・。

それにしても、なんで写真を撮ってはいけないような大統領官邸を観光地の遺跡のすぐとなりに作ったんでしょうかねえ。遺跡のとなりじゃカメラを向けられるのは当たり前ってこと、最初から気づかなかったんでしょうか? 
それとも、「やはり大統領官邸は、地中海に面した景色の良い遺跡が見えるところにしましょう」とお祭り気分で進言した人でもいたんでしょうか? 
いたんでしょうねえ・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.25

チュニジア旅行記10「トフェ」

今回のツアーに同行していただいた添乗員さんは、たいへんに経験豊かで柔軟な方でした。時間に応じてツアーをうまくアレンジしてくれて、予定にないところへも連れていってくれたりしました。

ということで、今回のツアーでは本来予定になかったトフェにも立ち寄ることができました。
元々トフェには行く予定がなかったため、事前の予習もせず何の前知識もなく訪れたのですが、ここはタニト神の聖域とのこと。石碑にはタニトの印という特徴的な模様が書かれていました。

08062502

このトフェの遺跡、独特の雰囲気がありました。
他のチュニジアの遺跡は、ほとんどがカラッと明るい雰囲気なのですが、トフェは入った瞬間にある種の重苦しい雰囲気に満ちあふれていました。空は明るく晴れ渡っていたのに。
話を聞いてみると、トフェはローマに征服される前の古代カルタゴの遺跡で、幼児の骨が数多く発掘されているとのことでした。どうもここは、幼児を生け贄として捧げる場所だったようです。

08062501

遺跡の中には、「ここで幼児の頭を切断しました」という石の台もあったのですが、さすがに写真を撮る気はしませんでした・・・・。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.24

チュニジア旅行記09「カルタゴの軍港」

昼食の後は、いよいよカルタゴ遺跡の観光です。

カルタゴ遺跡といっても、ひとつではなく広範囲に点在しています。しかも、元々あったフェニキア時代の古代カルタゴ遺跡と、ローマが征服したあとのカルタゴ遺跡が混じっています。ただ、元々あったフェニキア時代の遺跡は、ほとんどがコテンパンに破壊されていて、あまりまともな遺跡はないようです。

なぜかというと。
カルタゴといえば、フェニキア。フェニキアとローマの争いは、ポエニ戦争で有名ですね。
ご存知のとおり最終的にはローマが勝ってフェニキアを滅ぼすのですが、ローマのやり方は徹底的。
侵略したあと、元々あった建造物とか施設とか使えるものはいくらでもあったはずのに、コテンパンに破壊し、その上に都市を造り直した模様です。しかも、利用価値のないところは破壊した上でその上に塩をまき、作物を作れないようにして人も住めないようにしたようです。

さて、前置きが長くなりましたが、最初のカルタゴ遺跡の観光は、フェニキア時代の軍港です。

08062401

この軍港、なかなか工夫されています。

まずそのつくり。

基本的には入り江の奥にある港なのですが、普通の商業港と軍港がセットになっています。
そして、港全体が10mくらいの高い壁で囲まれています。この壁は、どちらかというと防御のための壁ではなく、外から見ても港の中が見えないようにするものです。
入り江の近くが商業港になっていて、商業港の奥にある円形の潟が軍港となっています。つまり、軍港へは商業港を通らないと行けないようになっています。そして、軍港と商業港は、船が1隻通れる位の水路でつながって、いざというときにはこの水路を閉じることができるようになっています。

08062402

さて、その軍港の運用の仕方は。

外海で敵船団との戦いになったとします。しかも、味方が不利。これはまずい!と思ったら、味方の船は、商業港を通り、狭い水路を通って、軍港に逃げ帰ります。そして、水路を閉じます。
あとから追っかけてきて商業港に突入した敵船団は、フェニキアの軍船を見失ってしまい、商業船しか発見できないというわけです。

なかなかうまい作戦だと思うのですが、致命的欠点がふたつ。

ひとつめ。
確かに一時的に敵の目から逃れることはできるでしょうが、逃げ帰ったということは、敵のほうが優勢だということ。当然、商業港は、占領されてしまうと考えるのが妥当でしょう。しかし、軍港から外海に出るためには、商業港を通らなければなりません。ということは、逃げ帰った味方の軍船は、二度と出港できなくなってしまうのでは・・・・。

ふたつめ。
そもそも軍隊というものは民間を守るためにあるものでしょう。民間を盾にして軍隊が隠れてしまうとは、あまりにも逃げ腰なのでは・・・・。

いろいろと考えがふくらんで、なかなか楽しい時間を過ごせました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.23

チュニジア旅行記08「昼食のときに」

事実上の観光の初日、この日の昼食は地中海沿いのちょっときれいなレストランでいただきました。

08062301

豆のスープが中心で、けっこうおいしかったのですが、色を見てわかるとおり辛いんですよねえ。けど、私は辛いものには抵抗力はあるほうなので問題なし。チュニジア旅行中の食事は、全体を通して辛いものが多かったです。
ただ、現地の人が食べているチュニジア料理がみんなこんな感じかというと、たぶん違うんでしょうね。ホテルやレストランの食事なので、たぶん環境客向けにアレンジしているのだと思います。

08062302

このレストランではツアーメンバー全員がそろって食事をしたのですが、現地で合流した青年海外協力隊員さんからいろいろとお話を聞くことができました。

その中のひとつ。

「チュニジアでは、スープ等を食べた後は、パンでお皿を拭き、そのパンを食べる。その後、そのお皿でお茶を飲む。そうすれば、お皿はきれいになって、余計な水を使って洗わなくてすむ。」

チュニジアのような乾燥した地域では、水はたいへんな貴重品。お皿を洗う水も貴重。生活の知恵ですね。

また、数日後、さらに砂漠に近いところに行ったときは、現地の人にこんな話も聞きました。

「砂漠では、お皿は水を使わないで砂を使って洗う。砂漠の砂は細かいので、お皿はピカピカになる。」

クレンザーみたいなものですね。う〜ん、納得。

こういった話は、まずガイドブックに載っていませんよね。このような話を聞けるだけでも、現地へ行った甲斐があるというものです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.22

チュニジア旅行記07「地中海の砂浜で」

バルドー博物館見学後、地中海沿いの雰囲気の良いレストランで昼食の予定。
が、時間がちょっと早かったので、目の前の地中海の砂浜を散策しました。
晴天の地中海、非常にさわやかでした。

08062201

ここで、地元の若いお兄さんに親しげに声をかけられました。
チュニジアの人は非常に明るく、気軽に観光客に声をかけてきます。チュニジア旅行中、何度も何度も声をかけられました。

で、チュニジアのお兄さんが声をかけてくるパターンは、決まっています。
まず、「Japonais?(日本人?)」と声をかけてきて、日本人かどうか確かめます。そして、こちらが「Japonais!(日本人!)」と答えると、そのあとはひたすら知っている日本語を連呼します。多くの場合、人の名前。

それを踏まえて、この砂浜で声をかけてきたお兄さんと私の会話。
お兄さん 「Japonais?(日本人?)」
私 「Japonais!(日本人!)」
お兄さん 「Bruce Lee!」
私 「・・・・」

ブルース・リーは日本人じゃなーい!
チュニジア人、日本への関心は高いけど、イマイチ間違ったことを憶えている模様です。

ちなみに、「Bruce Lee!」と声をかけられたのは、実はこの最初の1回だけでした。
一番多かったのは、誰かというと。
「Jackie Chan!」
(チュニジアの発音では、ジャッキー・ショーン!)

ジャッキー・チェンも日本人じゃなーい!!
おまけに、ほとんどの人が笑いながら空手のポーズで威嚇してきます。もちろん私も空手のポーズで逆襲するわけですが。

ちなみに、2番目に多く声をかけられたのは。
「ナカタ!」
もちろん中田英寿のことですね。これは正解。チュニジアの人はみんな、たいへんにサッカーが好きな模様です。ホテルでもレストランでも、テレビではたいていサッカー中継が流れています。サッカー好きなチュニジア人の中で、日本人として完全に認知されている中田。さすがです。

ちなみに、ジャッキー・チェンと中田とブルース・リー、声をかけられる比率は30対15対1くらいかな?

あと、人名の他に声をかけてくるパターンは、「YAMAHA!」「SUZUKI!」。
チュニジアでは、車よりもバイクのほうが日本のイメージが強いようです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.06.21

チュニジア旅行記06「バルドー博物館・その2」

バルドー博物館の一番の見所は、やはり無数のモザイクの展示です。

モザイクは、もともとはいろいろな遺跡の床の部分にあったものですが、屋外では傷んでしまうということもあって、この博物館に移した模様です。
そういうこともあって、床に貼られていたモザイクも、この博物館では壁に貼り直されています。壁全体にモザイクを貼りまくっていて、見事なものです。

08062101

あまりにモザイクが多くて貼る場所が足りなくて、壁だけではなく、床にも貼り直されています。その床、別に立ち入り禁止ではなくてその上を歩くこともできます。モザイクの保護という意味では、いかがなものかと・・・・。

08062102

モザイクは、いろいろな文化が混じっているような気がします。
ケンタウルスのような半人半馬のモザイクもありましたが、これなんか明らかにギリシャ・ローマの神話を扱ったものですよね。けど、よーく見てみると、そこはかとなくイスラムの影響が見えるような気がして不思議です。

08062104

いろいろなところやいろいろな時代のモザイクが集まっているので、モザイクの特徴もいろいろです。中には、たいへんに精密なものもあり、感動ものです。

08062103

一方、よーく見ると意外と雑な感じのものがあったりします。

08062105

しかし、モザイクはもともと手にとって間近に見るものではないはず。床に貼られていたということは、人間が立った位置から見下ろしたときが一番良く見えるように作られていたはず。ということは、目の高さ、つまり1.5から2mくらいの距離から見るのが一番いいのかも。けど、もうちょっと離れて見たほうが感動は大きいと思います。

モザイクというのは、ある意味世界最古のデジタル絵画。さすがにこの時代の1画素はけっこう大きいので、遠くから見たほうが自然な感じに見えるのはあたりまえですね。

バルドー博物館を総括すると、そのモザイクの展示はすごいです。
博物館嫌いの私が見ても、たいへんに感動します。
訪れる価値は大いにあります。

ちなみに。
博物館内部は写真OK(フラッシュはダメ)で、写真を撮りまくりました。
しかし、博物館内の見学が終わって外に出て、そこらへんの写真を撮ろうとしたら、警備の人に「ダメ!」と言われました。なんでだろ? 博物館に隣接して何か撮っちゃいけないものがあったのかな?


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.19

チュニジア旅行記05「バルドー博物館・その1」

さて、いよいよチュニジアでの観光開始。
最初の観光ポイントは、バルドー博物館です。

バルドー博物館は、おそらく世界一のモザイク博物館。
しかし、モザイク以外にも見所はあります。まずは、モザイク以外の見所の紹介です。

この博物館に入ってまず気づくのは、館内の雰囲気がなかなか良いこと。なんか高級感あふれた雰囲気があります。

08061901

それもそのはず、このバルドー博物館の建物は、オスマントルコ時代のお偉いさんの宮殿だったとのことです。博物館の開設は1882年ということで、その歴史を見ても由緒正しい感じがしますね。

08061902

モザイク以外の展示物では、大理石を使った像とかが多いようです。
ちなみに、普通の大理石は白というかクリーム色というかそういう色をしているものが多いですが、ここで展示されている大理石の像は赤っぽい色をしているものが多く、これはチュニジア付近に多く見られるとのことです。

08061903

あと、紀元前の難破した船から引き上げられたものも展示されており、目を引きました。

例えば、大理石の像(下の写真)。
顔の部分は非常に良く保存されているのに対し、身体の部分はボロボロですよね? 顔の部分だけ修復したのかというと、そうではありません。顔の部分は砂の中に埋まっていたので保存状態がよく、身体の部分だけが海水にさらされていたので傷んでしまったのだそうです。
なるほど。
しかし、2000年もの間、ずーっと顔の部分だけ砂の中に埋まった状態だったんですかねえ。転がったりしなかったのかな? 意外と地中海の海の中って、穏やかなんですねえ。

08061904

さてこの博物館、展示物がひたすら並べられていますが、その展示物の説明書きがほとんどありません。日本の博物館だと、「これは何世紀の何々時代のもので、こういういわれがあって・・・・」とひたすら説明書きがあるケースが多いのですが、そういったものは一切ナシ。
「余計な知識を仕入れるよりも、実物を見て良さを感じてください」みたいな潔さがあって、それはそれで好印象です。

で、現在チュニジア旅行記のブログを書いているわけですが、ブログを書くつもりで観光すると、たいへんに良いことがあります。後からブログを書くときに、記憶があやふやだったり間違ったことを書いたりするといけないので、きちんとガイドさんの説明を聞くようになり、またメモを取る習慣もつきました。ダラダラ観光するよりも、しっかりと思い出を残せます。これだけでもブログを始めた価値があったというものです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.18

チュニジア旅行記04「チュニジア上陸!」

さて、いよいよチュニジアに上陸です。

空港で、さっそく小銭を両替しました。
チュニジアの通貨は、ディナール。
チュニジアという国は、思ったよりはるかに先進国です。それは通貨にも現れていて、多くの発展途上国では外貨獲得のためにドルやユーロがけっこう使えたりします。
しかし、チュニジアでは小さなお店のほとんどはディナールしか使えないようです。外貨を獲得する必要がないか、自国の通貨が信用できるということですね。

しかし、両替した小銭ですが、字や模様がわからないほどすり減っていて、ちょっと不安が・・・・。

08061801

さて、初日に泊まったホテルは、DIPLOMAT(デプロマ)。4つ星のホテルです。
4つ星といっても星の数はあまりあてにはならないものですが、このホテルは特に不満もなくまあまあのホテルでした。
ただ、部屋が2階ということで、景色はイマイチでした。

08061802

このホテルの気に入ったところは、その立地条件。
何気ない普通の町の中なのですが、ホテルのすぐ前の通りは、ずーっと車部品を扱っているお店が並んでいるんです。私は車好きなので、大喜びでウロウロしました。

車の部品を扱っているお店といっても日本の大手カーショップのような感じではなく、オイルとかエアフィルターとか各種ベルトとか、そういった実用的なものを扱っている小さなお店がたくさん並んでいるんです。昔の秋葉原の裏道のような感じですね。

ちょっとでも現地の言葉が話せたら、我が Renault 21号の部品のひとつでもゲットしたんだけどなあ・・・・。

08061803

08061804

08061805

さて、これからいよいよ観光が始まるわけですが、その前にひとつトピックス。

ホテルでもうひとりツアーメンバーが合流したのです。
日本から来たおばあさんのお孫さん(女の子!)だそうで、現地で海外青年協力隊で活躍しているそうです。えらいですよねえ。
このお嬢さんには、現地で暮らしてみないとわからないような貴重なお話をたくさんしていただき、またいろいろとお世話にもなりました。おかげで、旅の楽しさも倍増しました。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.17

チュニジア旅行記03「ローマからチュニスへ」

ローマ空港での乗り継ぎの際、ブランド店ばかりじゃなくて何かイタリアらしいものはないかなーと思ってウロウロしていると、座っていました。
ピノキオ。
そういえば、ピノキオってイタリアの童話だったんですねえ。

08061701

そして、やっぱりありました。
フェラーリショップ。
空港の中にフェラーリショップがあるあたり、さすが地元のイタリアですね。もちろん車を売っているわけではなく衣類を中心としたグッズを売っているわけですが。

08061702

このフェラーリショップには、なんとほんもののF1のV10エンジンが展示してありました。
値段がついていなかったからたぶん売り物じゃないんだろうな。もし売り物であっても、V10エンジンじゃあ手荷物として機内に持ち込むのもちょっと難しいしなあ・・・・。

08061703

せっかくだから何か買おうとフェラーリショップ内をウロウロしたんですが、どのグッズも高い! ガラスケースの中に万年筆があって、これくらいなら買えないかなと思って値段を見てみると・・・・。
4,200ユーロ。
4,200ユーロ? 1ユーロはだいたい165円だとして・・・・。

70万円!

これはさすがにちょっと・・・・。

08061704

こんな感じで時間をつぶしているうちに、出発時間。
チュニジアに向かうアリタリア航空機に乗り込みました。

08061705

ちなみに、乗る前に飛行機の写真を撮っていたら、添乗員さんに「どこの空港も原則写真は禁止なんで、もっと地味に写真を撮ってください。」と怒られました・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.16

チュニジア旅行記02「成田からローマへ」

成田からローマへ向けて出発した飛行機は、北海道方面へ向かって北上。
イメージ的には韓国方面へ向かって西に行くのかと思っていましたが、それはメルカトル図法的な発想でした。最短距離は、シベリア上空を経由するんですね。

成田からローマまでは約12時間(約9,500km)。
前日の睡眠不足もあって、ほとんどの時間を熟睡してました。

時々起きなきゃならないのが、食事とお茶の時間。
英語を始めとした外国語が全く苦手な私ですが、海外旅行に出かけて最初に外国語に遭遇するのが、機内食の注文です。
たいてい「beef or chicken ?」か「fish or meet ?」と聞いてくるのですが、今回は「Italian or Japanese ?」でした。さすがアリタリア航空。
迷わず「Japanese !」。

そうこうしているいちに、無事ローマに到着。
機内に水分を持ち込めないため思うように水分がとれなかったので、早速水分補給。コーラが2.6ユーロ。2.6ユーロ? 約430円かあ。高いなあ。

乗り換え時間に余裕があったので、空港内を散策。
大きな国際空港というのは、どこも似たような感じのブランド店が多いですねえ。私はブランドに興味が全くないので、そういうところでは時間をつぶせませんでした・・・・。

けどまあ、さすがにそこはイタリア。
ちょっとした展示にセンスを感じるところはありました。


08061601


08061602

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.06.15

チュニジア旅行記01「出発!」

2008年6月5日から13日までの9日間、チュニジアへ行ってまいりました。
ということで、そのときのいろいろなことを日記風に書いていこうと思います。

2008年6月5日、自宅を出発。
自宅から最寄り駅まで市バス、最寄り駅からYCAT(横浜シティエアターミナル)までJR、YCATから成田空港まではリムジンバス。
いつもは成田エクスプレスを使うのですが、今回はリムジンバス。
リムジンバスは、渋滞等により到着時間がばらつくのでちょっと心配でしたが、今回は問題なし。リムジンバスは、成田空港の出発ロビーや到着ロビーの目の前で発着するので、移動が短く便利です。

空港についたら、まずは両替。
現地通貨はディナールですが、成田ではディナールは両替できないので、ユーロに両替。チュニジアへは、ドルよりユーロのを持っていったほうがいいみたいです。
ちなみに、両替窓口のお姉さんがメチャクチャかわいくてテンションが上がりました(笑)。

集合までの時間が充分にあったので、ゴールドカードを持っている人は無料で休憩できる空港ラウンジで、コーヒーを飲んで時間をつぶしました。
ここが意外と満員。国際空港ともなると、ゴールドカードを持っている人が多いのかな?

そして、集合時間になったので、集合場所へ。
今回のツアーで成田空港に集合したメンバーは、若いカップルさん、熟年夫婦さん、おばあちゃんと娘さん、一人旅の女性さん、添乗員さん、そして私ばあど。もう一人、現地で合流する人がいるとのことです。

乗り込むのは、アリタリア航空。
まずはローマまで行き、そこで乗り換えてチュニジアまで行きます。

さあ、いよいよ出発だ!

08061501

08061502

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.14

6.14プロレスリング・ノア横浜文化体育館大会観戦記

チュニジア旅行から昨日帰ってきたのですが、後かたづけや写真の整理に追われております。チュニジア旅行記は明日から執筆予定です。

で、帰国直後ではありますが、プロレスを観に行ってまいりました。

今回も盛り上がりました。
メインの森嶋vs杉浦のGHCヘビー級選手権もなかなかいい試合だったのですが、なんといってもセミファイナルの 小橋&KENTA vs 健介&中嶋 の試合が最高でした。

なんと熱い戦いであったことか。
いい試合とかすごい試合とかいろいろな表現がありますが、今回の試合は熱い戦いと称するのがぴったりの試合でした。

プロレスに興味のない人が観ても、素直にのめり込めるのではないか。
小さな男の子が観たら、こんな男になりたいと思うのではないか。
希望を失った人が観たら、勇気づけられるのではないか。

そんな熱い戦いでした。

ああ、プロレスってすばらしい・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.13

無事帰国しました!

本日、9日間のチュニジア旅行から無事帰国しました。
なかなか良い旅でした。

本日からチュニジア旅行記を書いていこうと思っていたのですが、写真がまだ全く整理できていないのと、時差ボケでフラフラなのとで、本日はパス。明日以降、チュニジア旅行記を連載していく予定です。

ちなみに。

イタリア経由で成田から帰国したとき、TBSの報道陣が、私にレンズを向けて映像を撮りまくっていました。

あれ? なんか悪いことしたっけ? 

もちろん私を取材しようとしていたわけではなく、たまたま私と一緒に移動していた派手な若いおにいさんを取材していた模様です。
あれ、誰だったんだろ?

別に有名人に興味はないのですが、あのアングルからだと確実に私の映像も撮られていたはず。ということは、かなり高い確率でテレビで放映されるはず。
取材陣や有名人を気にしながら歩く姿がかっこ悪いような気がして、できる限り目を向けないようにしていたんですけど、かえってわざとらしかったかな・・・・。
私は演技力が全くないからなあ・・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.06.05

いよいよ出発!

本日、いよいよチュニジア旅行に出発です。
本日早朝、朝一番のバス(午前6時8分発)に乗る予定です。
で、ただいま午前2時。

なんでこんな時間まで寝ないで起きているかというとですね。

スーツケースと手荷物をパッキングするまではよかったんですよ。
けど、最近預け荷物の重量制限が厳しくなったと聞いていたので、スーツケースの重さを計ってみたんですよ。
そしたら、制限重量の20kgを軽くオーバー。厳密にチェックされると、1kgオーバーする毎に6000円とられるらしいのです。

さあ、困った。
根本的に荷物を見直しを迫られて、大パニック。今、やっと再パッキングを終了しました。スーツケースの重さはぴったり20kg。このままじゃ、帰りにお土産もつめられません。どうしよう。まあ、なんとかなるか・・・・。

ということで、いってきま〜す!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.03

余裕がなさすぎ

6月3日付の読売新聞の朝刊に、以下のような記事がでていました。

「機長不足で168便欠航へ(スカイマーク)」

どうも、中小の航空会社のスカイマークは、6月に運行を予定していた約1700便のうち、168便を欠航にするようです。
その理由は、約20人のパイロットのうち、2人が病気治療等の理由で退職しちゃったから。

約1割のパイロットがやめた結果、約1割の便が欠航。
たった2人がやめただけで、168便が欠航。
つまり、全くパイロットの余裕がない状態で運行していたということです。

実に恐ろしいことだと思いませんか。
今まで同じ状態が続いていたとすると、たまたま風邪が流行って2人が休暇をとったら、やはり欠航が発生したかもしれないということ。しかし、そういう話が今まで聞こえてこなかったということは、体調の悪いパイロットは多少無理してでも飛行機に乗り込んでいたということになりませんか。

たぶん、体調が悪くて突然休む人がいたら、本来の休暇を取っていた別のパイロットが急遽かりだされていたと思われますが、もしそうだとしたら、それもまた充分な休養をとらずに飛行機を操縦していたということですよね。

このようなギリギリの状態でやらなければならない理由のひとつは、明らかにコストダウンのため。
私は、大きな相手に挑む弱小の人たち(例えば今は亡きF1のスーパーアグリとか)にはいつも応援しているのですが、今回のスカイマークをみるとちょっとなあ。コストのために安全を犠牲にするのは、ちょっといただけないなあ。

我が北海道の弱小航空会社のAirDOは、そんな危ないことはやってないとは思いますが・・・・。
がんばれ、AirDO !

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008.06.02

つらい立場

なんどか紹介しましたが、私の職場(部)には、仕事ができる人がそろっています。管理職の私がついていけなくなるような高度なスキルを持った部下もいて、ある意味たいへん幸せな環境です。

だがしかし。
上司の部長、同僚の管理職、部下、みんなそろって子供。
会議の場では、よく自分の意見だけが正しいと思い込み、自分の意見を曲げません。それはいいんですが、人の意見をちゃんと聞いて理解しようとしません。落としどころを知りません。感情的になる場合も少なくありません。

先日の打ち合わせでも、意見の衝突があったので、私が間に入って落としどころを提案したりいろいろと仲裁したりしていたのですが、いつの間にか双方から攻撃を受けている始末。

ああ、やりにくいなあ。

みんな仕事ができるんだから、人間的にも成長してもらいたいなあ・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.01

アンヌの始球式

ちょっと前の話ですが、5月14日のプロ野球の巨人vs横浜の始球式で、あのアンヌが投げたそうです。

アンヌというと、もちろんウルトラセブンのアンヌ隊員。我々中年オヤジにとっては、ヒロインですね。着ぐるみのウルトラマン何人かに囲まれての投球。ウルトラマンが主役じゃなくって、アンヌが主役。
まだまだ現役ですねえ・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »