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2008.07.25

チュニジア旅行記28「レザールージュ・その2」

今回は、チュニジアの観光列車レザー・ルージュの車内をご紹介します。

レザー・ルージュは、オスマントルコ時代からある列車を利用しているということで、たいへん古いながらも実に味わいのある列車です。客車は5両なのですが、全ての列車のつくりが違っていて飽きません。

先頭と最後尾の車両は、食肉運搬用の貨車を改造したのものだそうです。
食肉を吊るすフックもはずされずについていました。貨車だった頃のドアが列車の真ん中近くについていて、列車が動いているときでもチェーンを1本はっただけで開けっ放しになっていました。危ないなあ。
この車両、本来は窓はついていなかったようなのですが、客車に改造するときにあとから窓をつけたようです。当然ながら、窓は小さめで外を眺めるのはちょっと窮屈。
しかし、私はこういったしょぼい車両は嫌いじゃないんでよねえ。

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この車両、なぜか天井に窓がついていて、そこから外を眺められるような席がついていました。これは何のための席だったのかな?

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いかにもえらい人が使っていたと思われる立派なソファが配置されている車両もありました。
この車両、ヨーロッパから来たと思われる観光客にあっという間に占領されていました。やはりこういう車両はステイタスがあるんでしょうねえ。
ちなみに、悪口を言うつもりはないんですが、こういった車両に乗る人というのは、どうどうと足を組んで二人分の席を占領してしまうようなタイプの人が多いようです。譲り合いの精神全くナシ。残念なことです。

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個室タイプの車両もありました。家族連れにとっては良いかもしれませんね。

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一番普通っぽい車両でも、雰囲気は充分。
ただ、座席が安っぽく見えるのが唯一の難点かな?

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レザー・ルージュ的な雰囲気が一番感じられるのが、バーがついた車両かな? このバーはもちろんお酒も扱っているそうです。私はアルコールが全くダメな人なのですが、こういうところで一杯やりながらの旅はたいへん心地が良さそうです。

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車両と車両をつなぐところはデッキになっていて、外の風を感じられるようになっています。しかし、ちょっと転べばそのまま車外へ一直線。日本ではこういうデッキは絶対につくらないでしょうねえ。

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このように、変化に富んだ車両が楽しめるレザールージュ、楽しくて楽しくて、停まっているときも走行中も、先頭から最後尾まで何度も往復しました。

あ〜、おもしろかった!

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コメント

お褒めのお言葉、ありがとうございます!
自分は写真の腕に自信がないので、できるだけ他の人と違った写真を撮るように心がけています。

このとき使用したカメラは、メインがCanonのEOS20D,レンズはシグマの18-50F2.8です。サブのカメラとしては、これまたCanonのIXY900ISを使いました。

最近は、コンパクトデジカメでもけっこういい写真が撮れますね。

投稿: ばあど | 2008.07.29 22:38

写真、お上手ですね!

カメラ+レンズは何をお使いなのでしょうか?
差し支えなければ教えてくださいませ。

投稿: | 2008.07.29 11:59

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