チュニジア旅行記70「シディ・ブ・サイド その1」
シディ・ブ・サイドは、地中海に面したリゾート地。
リゾート地といっても、海岸沿いに高級ホテルの並んだ南国風のリゾート地というわけではなく、ちょっと古くてちょっと高級な街並みが続くおしゃれな町といった感じです。日本で言えば、ちょっと昔の葉山とか軽井沢みたいな感じかな?
この町、評価が難しいです。
たいへんに良い面と、たいへんにイヤな面がありました。
まずは、良い面から。
なんといっても、街並みが美しいです。
チュニジアの建物の特徴である白い壁とブルーの扉。これが映画のシーンのように並んでいます。
ここでも、いつもの現地ガイドさんが大活躍。
普通のガイドさんは、お土産屋さんが並んでいて人がいっぱいのメインの道路を適当に案内して自由時間、というパターンのようです。しかし、我がガイドさん、あえて普通の人は入っていかないような雰囲気の良い路地を案内してくれました。
石畳に停まっている車も、たいへんに絵になりますね。
ここで気がついたのは、建物の扉の多彩さ。
チュニジアの家の基本は、白い壁にチュニジアンブルーの扉なのですが、この町には黄色い扉や茶色い扉もありました。また、四角い扉や丸い扉もあり、色も形も少しずつ違うんですね。ただ、白い壁というところは一緒なので、ゴチャゴチャした煩雑さはありません。
ちょっとした個性、いいですよね。
日本だと、自分の好き勝手で建物のデザインを決める場合がほとんどなので、町全体としての景観が全く統一感がとれていない場合が多いですよね。
そういえば、地域との調和を全く無視して自宅を赤と白の縞模様に塗った某漫画家がいましたが、あれはちょっとねえ・・・・。
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