チュニジア旅行記73「チュニスのメディナ・その2」
メディナと呼ばれる旧市街はいろいろなところにありますが、はっきり言ってどこも似たようなもんです。狭くて、お土産屋さんや生活用品屋さんがごちゃごちゃ並んでいて。けど、活気があって、生活感があって。なので、似たようなもんではありますが、それがまた良いのです。
チュニスのメディナは、どちらかというと他のメディナのようなゴチャゴチャ感がなく、こざっぱりした感じかな? どちらかというと、地元の人向けというよりは観光客向けの街のようです。
私はもともとこういうところが好きなので、本来ならたいへん楽しい散策ができるはずだったのですが・・・・。
メディナに入る前に、添乗員さんから厳重に注意がありました。
「このメディナはたいへんに危ないところです。ちょっと前に日本人観光客がバッグの底を刃物で切られ、パスポートごと貴重品を盗まれました。その後大使館に駆け込んだりしてたいへんなことになりました。みなさんも充分に注意して行動してください。」
これは怖い。
私のような小心者は、たいへんにビビってしまい、ゆっくりと散策するどころではありませんでした。一眼レフのデジカメは目立つのでバッグの中にしまい、バッグを抱えるようにして慎重に観光しました。
あ〜、落ち着かなかった・・・・。
ちなみに、このメディナでは、買い物をしました。
知人へのお土産の金属製の置物です。
2,000円くらいなら買おうかな〜と思って値段を聞いてみると、「135ディナール!(約12,000円)」。
とんでもない!ということで立ち去ろうとすると、「いくらなら買う?」と言いながらどんどん値段を下げてきて、ついに25ディナール(約2,200円)に。めんどくさくなって、私のほうから「20ディナール!(約1,800円)」と妥協して買いました。
結局、最初の一声の7分の1の値段で購入。がんばればもっと下がったかも。やっぱ、チュニジア北部(チュニスとかシディ・ブ・サイドとか)で買い物するのは避けたほうがいいようです。値段もボッタクリだし、店員も乱暴な場合が多いです。南部のほうが気持ち良く買い物ができました。
そんなこんなで、落ち着かないメディナ散策でした・・・・。
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