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2009.02.28

紅葉の京都23 「先斗町」

この日は、先斗町で夕食をとりました。

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実は、私は20年ほど前、先斗町に来たことがあります。
当時、私は入社して数年のワカゾーでしたが、大きな仕事を任されていました。私が協力会社さんと一緒にあるパーツを技術開発していたのですが、その協力会社さんが京都近郊にありました。
で、自分の関わったパーツがどのような形で生産されているのか、協力会社さんの工場に見学にいくことになりました。そのときに、協力会社さんの好意で、先斗町の料亭で接待を受けたのです。

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さすがに当時接待を受けた料亭を特定することはできませんでした。けど、どう考えても私は一生行けないような高級料亭でした。というか、そこら中、高級料亭ばかりだったような気がします。

ところが、今回20年ぶりに訪れた先斗町は、意外と庶民的な雰囲気でした。ちょっとした居酒屋とかチェーン店風のお店とかがたくさんあって。当時から様変わりしたのかな? それとも、私の感じ方が変わっちゃったのかな?

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せっかく先斗町に来たのだから、どこにでもあるような居酒屋には入りたくありませんでした(そもそも私は全く飲めないし)。そうかといって、いかにも高級っぽい料亭は、メニューや料金もわからないし、入る勇気もありません。

そこそこ京都っぽい雰囲気のあるお店で、そこそこリーズナブルな食事。いいお店を探そうとして、小雨の降る中何度も先斗町の路地を往復。
で、結局妥当にお寿司屋さんに入ることにしました。といっても、そのお寿司屋さんの看板には、京都なのに「江戸前寿司」と書いていましたが・・・・。

そこで食べたお寿司はというと。
ネタは新鮮でしっかりしていて、「たぶん」おいしいと思うのです。
なぜ「たぶん」なのかというと・・・・。
シャリに酢がききすぎていて、酸っぱすぎてネタの味がわからないくらいなのです。
これがこの店の売りなのか? 
京都の人は酸っぱいのが好きなのか? 
私の味覚がおかしいのか?
それともただ失敗しただけなのか? 

店はなかなか盛況で人気店らしく、きっとみんなおいしく食べているのでしょう。しかし、私にはちょっと・・・・。
せっかくの先斗町の夕食、残念な結果に終わってしまいました・・・・。

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2009.02.27

紅葉の京都22 「祇園散策」

建仁寺を観光した後は、しばらく祇園のあたりをうろつきました。

祇園の町並みは、とても京都らしいです。古い(または古く見せている)建物が多くて。
意外なのは、こういった観光地によく見られるお土産屋さんがあまりないことです。不思議といえば不思議ですが、ヘタなお土産屋さんが並んでいるより風情があっていいですね。

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ただ、祇園でひとつ疑問点が。
京都らしい祇園の町並みの中、建仁寺のすぐ近くに、JRAのWINSがあるのです。競馬の馬券売り場ですね。
別に競馬が悪いっていうわけではないんです。事実、私は馬券は買いませんが競馬は好きだし。
問題は、馬券売り場が観光地のまっただ中あるということです。雰囲気を損なうかどうかは別として、競馬開催の日は明らかに人が殺到してしまうと思われます。私が訪れた日は、幸運にも競馬は開催されていませんでしたが。やはりこういうところは人混みを気にせずにのんびりと歩きたいですからねえ。

さて、祇園の近くに何かないかなとガイドブックを見てみたら、近くに骨董街というのがありました。

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私は特に骨董が趣味というわけではありませんが、そういったものを見るのは大好きです。掘り出し物があったら、ひとつぐらい買っておこうかな、と思って歩いたのですが・・・・。

高い!
高すぎる!
京都の骨董街というのは、私のような庶民にはハードルが高すぎるところでした・・・・。

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骨董街を早々に退散して、白川のほとりを歩きました。
このあたりは、雰囲気が良いですねえ。料亭やお茶屋さんが並んでいて、花街の雰囲気が色濃く残っており、たいへんに京都らしいです。散策したのはちょっと暗くなりかけた夕方で、その時間がまた雰囲気が一番盛り上がる時間のようです。

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白川の上にかかっている巽橋。
このへんは、なぜかたいへんな写真のスポットになっているようです。巽橋から路地に入るところでは、たくさんのカメラマンがシャッターチャンスを狙っていました。まるで、事件を起こした芸能人が出てくるのを待つ報道陣のようでした。
私も報道陣のひとりとなって、写真を1枚撮りました・・・・。

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2009.02.26

紅葉の京都21 「建仁寺・その3」

建仁寺には、歴史的価値はないけれど、なかなかすばらしいものがあります。

ひとつ目。
風神雷神図。俵屋宗達作の有名な絵ですね。
けど、ここにあるのはレプリカ。レプリカだけど、けっこう精密。キヤノン製の大判プリンタでプリントし、工芸師の人が金箔を貼ったものだそうです。最近の技術はすごいですねえ。
屏風になったレプリカと、ポスター風のレプリカがあったけど、ふたつもレプリカを置くとは、けっこう気に入ったのかな?

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もうひとつが、法堂の双龍図。
薄暗い法堂の天井いっぱいに、凄まじい迫力の龍がにらみをきかせています。大きさは、畳でいうと108畳もあるそうです。ほんと大迫力。
さぞかし歴史のあるものなのだろうなあと思って後から調べてみたら、なんとこの双龍図、2002年に日本画家の小泉淳作さんによって描かれたものだということ。これにはびっくり。古い法堂の中にあっても、全く違和感がありませんでした。
この双龍図、たいへんに感動します。
一見の価値ありです。

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いろいろな感動のあった建仁寺、大満足でした。


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2009.02.25

紅葉の京都20 「建仁寺・その2」

建仁寺は、さらっと散歩だけして終わろうと思っていたのですが、第一印象が良かったので、拝観料500円を払って中に入ってみました。
やはり、お金をかけた価値がありました。

まず良かったのが、方丈の大雄苑。
枯山水という様式なのでしょうか、白砂を敷き詰めた前庭です。こういったものは龍安寺の石庭が有名ですね。
紅葉の時季、このような前庭には落葉が散ってなんか汚れた感じがする場合が多いのですが、ここの石庭はたいへんにきれいに清掃されていました。好印象。

私は、今まではあまりこういった前庭の良さをあまり認識していなかったのですが、今回の京都旅行では、このような前庭の良さを再認識しました。
昔の感じ方と違うのかなあ。
大人になったというか、トシをとったというか・・・・。

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もうひとつ良かったのが、潮音庭。
紅葉のきれいな中庭です。
規模が小さく、どこにでもありそうな中庭なのですが、たいへんに落ち着いた雰囲気。この日は人も少なかったし。
こういったところでは、お茶でも飲みながら心を無にしていつまでも座っていたいような気がします。
残念ながら夕方近くで拝観時間が終わる間際だったので、ゆっくりしている時間はありませんでしたが・・・・。

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2009.02.24

本日の体調と本日のお仕事

本日、朝起きたら、いきなり身体に異変がありました。

鬼ゲリ。
ハンパじゃないゲリ。こんなひどいゲリは、ネパール旅行で食事にあたったとき以来でした。熱は平熱。その他の症状は、軽い吐き気とほんの少しの頭痛。
決して会社に行けない体調ではありません。
が、決して会社には行きたくない体調です。

さて、どうする?
よっぽど休もうかと思ったのですが、仕事もたまってるし、午前中には大事な会議もあったので、とりあえず午前中は会社に行って、体調と仕事の様子を見ながら、場合によっては午後は休もうかなと思って出勤しました。

会社に行っても引き続きゲリ。
打ち合わせの途中で中座しなければならないほどのひどいゲリ。もう絶対早めに帰ろうと思っていたのですが・・・・。

現在、私は仕事が立て込んでいて、普通に考えたら休めるような状況ではありません。3月初に締め切りがあるお仕事をいくつか抱え、ほぼ同時期に我が部門の一大イベントもあって、大忙し。
しかも。だたでさえ強烈に仕事が立て込んでいる中、本日、新たに今週末までやらなければならない重要なお仕事が発生。

もうダメ。
絶対休めません。
定時内にフル稼働して、残業時間をフルに使っても、いくつかの締め切りには間に合わない状態。

ああああ、どうしよう。

あさっては、遠方の友人のKさんが久々に近くにやってくるので、定時後仲間が集まってお食事会をする予定だったのですが、出席は絶望的な状況になってしまいました。
楽しみにしていたのに・・・・。

とりあえずこれ以上体調が悪くならないようにしないと。
意識を失わない限り、這ってでも会社に行って仕事をこなさなければならない状態なので・・・・。

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2009.02.23

紅葉の京都19 「建仁寺・その1」

京都の町並みを歩きたくて、祇園まで来ました。

で、祇園まで来たもうひとつの目的は、先斗町で夕食を食べることでした。祇園あたりに着いたのは夕方4時頃。夕食にはまだ早く、どこか暇をつぶせるところがないかな〜と思って訪れたのが、建仁寺。

今回の京都旅行の主な目的は紅葉だったのですが、建仁寺は特に紅葉の名所というわけではないようです。なので、事前の調査は全くしておらず、ほとんど知識のない状態でした。

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建仁寺の入り口は、ちょっとしょぼい感じで、入る価値あるのかな〜と不安だったのですが、これがまた非常にすばらしいお寺だったのです。

建仁寺は1202年に源義家のバックアップで建立された臨済宗のお寺です。歴史は古いのですが、何回かの火災で当時の建物はひとつも残っていないそうです。
本来ならそれだけでガッカリという感じなのですが、法堂を始めとしたいくつかの建物は、たいへん風格と威厳を感じました。

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さらに良かったのが、人がほとんどおらずのんびりできたこと。
紅葉の名所でもなく、時間も4時過ぎだったためか、観光客はほとんどいませんでした。なので、あまり華やかではない紅葉も、逆に侘び寂びが感じられて、風情がありました。

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2009.02.22

紅葉の京都18 「八坂神社」

今回の京都旅行の主な目的は紅葉だったわけですが、せっかく京都に来たんだから京都らしい町並みも歩きたいものです。
ということで、哲学の道の南端あたりからバスに乗って祇園方面へ移動。ちょうどバスを降りたあたりにあったのが、八坂神社です。

八坂神社には、祇園祭などの各種行事で有名ですね。けど、建物そのものはそれほどインパクトを感じませんでした。
インパクトがないからたいしたことない、というわけではありません。なんか生活に根付いた庶民性みたいなものを感じました。

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2009.02.21

紅葉の京都17 「大豊神社」

熊野若王子神社のすぐ近くに、大豊神社があります。
887年からある歴史ある神社です。
特に有名な神社ではないのですが、近くを通りかかったので、寄ってみました。

その印象はというと。
たいへんにこじんまりした神社。
それは良いのですが、前日の雨が残っていて、たいへんにジメジメして暗い印象。山の陰にあることもあって、光もあたらないし。しかも、雑草生え放題。
あえて人間の手を入れず自然のままにしているのかもしれませんが、もうちょっとこぎれいにしても良いのではないでしょうか・・・・。

さて、大豊神社で有名なのが、狛ねずみ。
古事記に出てくるネズミがモデルとのこと。
確かに個性的なネズミなんですが、後から調べてみたら、この狛ねずみ、昭和になってから作られたものだとのことです。887年からある由緒正しい神社の呼び物が、昭和のネズミだとは・・・・。

感動とは違った意味で、いろいろと印象に残る大豊神社でした。

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2009.02.20

紅葉の京都16 「熊野若王子神社」

真如堂の観光と昼食をとるため一度哲学の道を離れたのですが、再び哲学の道へ戻ってきました。
次の目的地は、熊野若王子神社です。

熊野若王子神社は、哲学の道の南端にあります。
哲学の道は鹿ヶ谷疎水道に沿って2kmくらい続いていて、随所に美しい紅葉が見られます。その中でも、熊野若王子神社付近では、特にすばらしい紅葉が見られました。

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そして、熊野若王子神社へ。
熊野若王子神社は、1160年からある、後白河法王ゆかりの神社。
なのですが、小規模で地味。写真のスポットも少なく、一瞬で観光と写真撮りが終了してしまいました。

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2009.02.19

紅葉の京都15 「生湯葉丼」

真如堂の観光を終了したのは、お昼過ぎ。ちょうど昼食の時間です。

京都に来たからには京都っぽい食事(もちろん和食!)をいただきたいなと思っていたのですが、困ったことに真如堂近辺には適当なお店がないのです。というか、京都の町は全体的にレストランとか食堂とかそういったものが少ないような気がするのですが、気のせいなのかな?

結局、昼食は、不本意ながら近くにあったどう見ても洋風のお店に決定。白川通に面したTranqRoom(トランクルーム)というお店です。

半地下に入り口のあるお店に入ると、予想通りの洋風のカフェ。サンドイッチかカレーくらいしかないかなと思ってメニューを見てみると、意外にも生湯葉丼がありました。
こういった洋風のカフェで出てくる生湯葉丼って期待できないよな〜とも思ったのですが、やはり和食を食べたかったので、生湯葉丼を注文。

そしたら。
絶品なんですよ、これが。
たいへんにおいしいのです。
ヘタな専門店よりよっぽどうまいんじゃないかな。値段もたいへんリーズナブルだったし。
食後には、ホットのマサラチャイをいただいたのですが、これもまたgood。

このお店、たいへん良いです。
次に京都旅行したときも、ぜひとも立ち寄りたいところとなりました。

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2009.02.18

紅葉の京都14 「真如堂・その2」

真如堂では、いろいろな種類の紅葉が見られます。
というか、京都の紅葉の名所って、どこへ行ってもいろいろな種類の紅葉が楽しめるような気がします。最初からたまたまそういう木が生えていたのか、意図してそういった木を植えているのかはわかりませんが・・・・。

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2009.02.17

紅葉の京都13 「真如堂・その1」

通称、真如堂。
正しくは真正極楽寺と言うようです。

今回の京都旅行に行く前まで、私はこのお寺のことは全く知りませんでした。観光的には決してメジャーではありませんよね。
しかし、京都に行く直前にガイドブックを見ると、紅葉の名所とのこと。時間があったら立ち寄ってみようかな、と軽い気持ちでいました。

そして、この日は銀閣寺から南禅寺に向けて歩く予定でした。時間に余裕がなかったら、途中の真如堂はパスしようと思っていたのです。

が、結局いい感じで時間が余ったので、真如堂に立ち寄ることにしました。
目立たない石碑があるところが入り口でした。入り口の近くはほんと地味で、ここはほんとに観光するようなところなのかな?と疑問に感じるようなところでした。

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気を取り直して、細く急な坂を上ると・・・・。

すばらしい紅葉が見られました。

紅葉の色が見事。
落葉の絨毯が見事。
お寺と紅葉のバランスが見事。

ちょっと曇りがちだったのは残念でしたが、一瞬雲が晴れて太陽の光が当たったときには、その鮮やかな色にもう感動モノでした。

ああ、来て良かった・・・・。

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2009.02.16

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先日我が家で宴会がありました。

私を含めて総勢7名。見事に飲んべえばかりが集合。当然、全員見事な酔っぱらいぶり。
私はお酒を飲めない人なのですが、気心の知れた仲間と飲み会をするのは大歓迎。
だがしかし。これだけ徹底してお酒だけに集中されると、ちょっと引きます・・・・。

で、そのときにお酒以外で唯一盛り上がったのが、google map。
google mapというものの存在は知っていたのですが、これほどリアルなものだとは知りませんでした。なんでも、車載カメラ付きの車でそこら中走り回って、撮影された画像をそのまま垂れ流しでgoogle mapに載せているようです。個人情報に配慮ということで、最低限のボカシを入れて。

ちなみに、私の実家は北海道の都市部。都市部といっても、住宅街の比較的はずれのほうで、滅多に車も通らないようなところです。
だがしかし。その私の実家が、思いっきり撮影されているのです。
しかも。家の様子だけでなく、車庫に止まっているマイカーまで。

もちろん車のナンバーや通りすがりの人の顔はボカシを入れて特定できないようにしているわけですが、それにしてもプライバシーっていったいなんなの?って感じです。

例えば、車のナンバーにボカシを入れても、車種とかほとんどのことはわかってしまうわけ。その気になれば、google map でお目当ての車を探して、いたずらや盗難をすることも可能なわけです。

たまたま玄関先にいるときに撮影されたら、その家に住んでいることもばれてしまうわけです。

ちょっとやりすぎなんじゃないでしょうかね?
皆さんも、一度自分の家をgoogle mapで検索してみては?
自分の姿や自分の家がモロに写っていて、ビックリするかもしれませんよ・・・・。

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2009.02.14

紅葉の京都12 「法然院」

法然院は、小さなお寺です。
観光的にはあまりメジャーではありませんね。普段ならなかなか訪れる機会のないところですが、今回の旅は京都の東側に絞っていたので、時間にも余裕があり、立ち寄ることにしました。

哲学の道からちょっと脇道に入ったところに法然院はあります。
法然院に向かう道いっぱいに広がった落葉。前日の雨のせいかしっとりと濡れていて、いい感じでした。

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法然院の入り口には、山門があります。
この山門、山の陰というか林の中というか、日当りの悪いところにあり、ちょっと薄暗い感じ。けど、山門の向こうには美しい紅葉が広がっているのがわかり、そのコントラストが美しいです。写真のスポットにもなっているようです。
紅葉の時季は多くの人が訪れるようですが、この日は平日ということもあって人もあまり多なく、ちょっと待っていれば人の写らない写真を撮ることもできました。

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山門をくぐってしまえば、急に明るい雰囲気になります。
裏側から見た山門も、まるで別の建物のように雰囲気が違いますね。ガイドブックを見ただけではこういった発見はできません。実際に自分の目で見ることで新しい発見がある。これも旅の良さですね。

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山門は、茅葺きで数寄屋風。
ちなみに、数寄屋というのは、茶室のことらしいですね。
山門の周りには紅葉する木が立ち並んでおり、山門の屋根にも落葉がちりばめられていて、風情がありました。

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法然院を訪れたのは、お昼前。
この日は終日どんよりとした天気だったのですが、この時間はときどき太陽が顔を出し、華やかな紅葉を見られる瞬間がありました。

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2009.02.12

紅葉の京都11 「哲学の道」

銀閣寺を観光した後、哲学の道を歩きました。

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なぜ哲学の道というかというと、哲学者の西田幾多郎さんがよく物思いに耽りながらお散歩していたからなんだそうです。途中には、幾多郎さんが詠んだ歌が刻まれた石碑があります。

「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」

人がなんといおうと自分は好きなようにやっていきますよ、という意味なんでしょうかね?

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哲学の道は、日本の道100選にも選ばれているそうですが、こういった「なんとか100選」というのは明確な基準もなく、だからなんなの?という感じです。
だた、日本の道100選ということを意識しなくても、哲学の道はそれなりの雰囲気を感じさせ、私は好きです。まあ、こういった小径は日本中いろんなところにあるのでしょうが・・・・。

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この哲学の道の隣にある川には、なんとゲンジボタルが生息しているそうです。ホタルというのは、本当の田舎に行かないと見られないものだと思っていたので、ビックリしました。この川、意外ときれいなんですねえ。

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私は秋の紅葉の時季に哲学の道を歩いたわけですが、春は桜が満開になるそうです。春にも行ってみたいなあ・・・・。

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2009.02.11

紅葉の京都10 「銀閣寺・その2」

銀閣寺を訪れた日は、終始どんよりとした曇り空。
しかも、銀閣寺は修復中。
だからといって、銀閣寺の印象がイマイチだったかというと、そうではありません。

京都には紅葉の名所が数多くありますが、ガイドブック等を見ても、銀閣寺は紅葉の名所として紹介されていることはあまりありません。

だがしかし。
銀閣寺は思いのほか紅葉が似合いまいた。
どちらかというと、地味な印象の紅葉。しかも、曇り空ということもあって、紅葉の色にも派手さがありません。しかし、この控えめな紅葉が銀閣寺には実に似合うと思うのです。

紅葉の種類も多く、池に落ちた落葉も美しく、苔も渋くていい感じ。ほんと静かな気持ちで飽きずに雰囲気を楽しむことができました。平日ということもあって、人もそれほど多くはなかったし。

また、この日はちょっと風が吹いていたのですが、風に吹かれてハラハラと舞い落ちる紅葉がたいへんにいい雰囲気を醸し出していました。
こういった雰囲気を写真に収めるのは、ほぼ不可能。その場に行かなければ絶対にわからないでしょう。ほんと紅葉の時季の銀閣寺を訪れて良かったと思います。

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2009.02.09

紅葉の京都09 「銀閣寺・その1」

京都観光の2日目。
まずは、銀閣寺を訪れました。

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正式名は、東山慈照寺。通称、銀閣寺。1482年に足利義政が開いた山荘。このへんはあまりにも有名で、学生時代は必ず暗記したはずです。なつかしいです。

その銀閣寺、私のお気に入りのお寺のひとつです。
庭園と調和した質素な山荘、地味な感じがしますが、その雰囲気がまた良いですよねえ。
入り口付近にある銀閣寺垣も、いい雰囲気です。今回写真を見直して気づいたのですが、銀閣寺垣は左右非対称なんですねえ。

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銀閣寺を訪れたのは、2008年11月27日。この時期、銀閣寺は大改修が行なわれていました。事前に調査して知ってはいたのですが、これほどまでに徹底的に改修しているとは思っていませんでした。

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外壁のほとんどが解体され、ほとんど柱と屋根しか残っていないような状態。よっぽど傷んでいたのでしょうね。

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今回の銀閣寺の改修には、大きな問題があるようです。
銀閣寺の外壁は、もともと銀箔でおおわれていたわけではなく、漆塗りだったそうです。ところが、改修直前には、漆がはがれてしまって、ほとんど残っていない状態なだったようなのです。

そこで問題。
外壁を何らかの手段で保護しなければならないのですが、作った当時のように漆塗りで改修するか、現代の古びた雰囲気を守るために透明な樹脂等の他の手段で補修をするか。漆塗りのほうが完全に修復できるらしいのですが、漆を塗るとテカテカしてしまって、渋い雰囲気が出ないという意見もあるそうです。

どうも、国の意見としては漆塗りで改修したいんだけど、お寺側は今の雰囲気を残したい模様。もう回収作業に着手しているのに、まだ結論が出ていない模様です。
どちらが正解かはわかりませんが、漆塗りの銀閣寺も見てみたい気もします。

で、ニュースの記事に出ていたのですが、今回の修復には約1億円の費用がかかるとのこと。
え? 
たった1億円ですむの?
あんな歴史的建造物を徹底的に改修するのに。
安いと思いませんか?
ああいった改修は、時間とノウハウが必要なので、もっともっとお金がかかるものだと思っていました。

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2009.02.08

残念・・・・

F1に関する残念なお話。

先日、トロ・ロッソのドラーバー決定のニュースがありました。
決定したふたりのドライバーは、ブエミとブルデー。トロ・ロッソのドライバーを目指していた佐藤琢磨くんは、残念ながら落選してしまいました。

テストの結果だけ見ると、琢磨くんが優勢だと思っていたんだけどなあ。スポンサーとかいろいろな理由があって、ドライバーの実力だけじゃあダメなんだろうなあ。

実は、今までの日本人ドライバーでは、琢磨くんは中嶋悟さんの次に好きなドライバーなんです。
で、F1ドライバーとして一番可能性を秘めていたのは、片山右京さんと琢磨くんだと思うのです。
日本人で初めて優勝jできるのは琢磨くんだと思っていたのです。

琢磨くん、まだ引退するトシじゃないし、次に向けてがんばってほしいです。
けど、今のF1は、お金かコネかとんでもない実績がないと、ドライバーにはなれない体質なんですよねえ。
実力だけで上にいける仕組みにしてほしいものですねえ・・・・。

がんばれ、琢磨!

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2009.02.07

さよなら ZX

先日、我が愛車 Live Dio ZX 号が再起不能宣言を受けたことを書きました。

バイクショップのおにいさんががんばってくれて、なんとか復活させようとしてくれたのですが、ダメ。
新車で Live Dio ZX を買い直そうとしても、すでに生産終了。
程度の良い中古車を買って、今まで使っていた ZX の部品を移植しようとも思ったのですが、程度の良い中古車は見つかりませんでした。何より、程度の悪い中古車を手に入れても、愛着が持てるとは思えません。

結局どうがんばっても今の ZX 号を再生することができず、泣く泣く廃車の手続きをしてきました。

ダメになった理由は、たぶん改造しすぎ。
もちろん違法な改造は一切していないのですが、結局エンジンをむやみに高回転でまわすことになり、もともと弱い腰下(クランク周り)が逝ってしまったようです。
だいたい10,000km走行したとき、20,000km走行したときにピストンの軽い焼き付きがありました。そして、今回壊れたのが、30,000km。そろそろ寿命だったのかもしれません。

仮に次の原付を買うにしても、もう二度と Live Dio ZX に乗ることはないだろうと思い、手持ちのパーツは全て廃棄。チャンバー2本とCDIをバイクショップに下取りに出しました。
ただ、思い出の品として、フロントカウルだけは取り外して、お風呂場できれいに洗い、部屋に飾っています。

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それにしても、愛着のある原付だったので、非常に残念。壊れなければ一生乗るつもりだったのに。
結局、愛着のある Live Dio ZX 号、最後まで責任を持って世話をしてあげたかったので、廃車の手続きはバイクショップに任せずに、自分で区役所に行って手続きをしてきました。

バイクショップで愛車 Live Dio ZX 号とお別れするときは、思い出にとバシバシ写真を撮りました。

ちなみに。
再起不能の Live Dio ZX 号を廃棄処分にしたのは、1月31日。
そして。
尊敬するジャイアント馬場さんの命日が、1月31日。
1月31日は、なにやら心に残る日になってしまいました・・・・。

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2009.02.05

紅葉の京都08 「京都駅いろいろ」

今回の京都旅行ですが、宿泊地は大阪でした。
紅葉の時季ということで、京都市内のホテルはほぼ完全にいっぱいで、予約がとれなかったのです。

ホテルの場所は、大阪の淀屋橋付近。大阪のほぼど真ん中なわけですが、意外なことに淀屋橋から京都までは40分くらいで行けちゃうんですね。東京と横浜くらいの距離感でしょうか。普段の通勤時間より短いくらいで、問題なく行動範囲内でした。

3泊4日の旅だったので、合計8回京都駅を利用しました。
朝食は、京都駅中央口のすぐ前の立ち食いのパン屋さん。朝食は毎回ここでとりました。パンがたいへんにおいしく、特にピロシキが絶品でした。

初日の夕食は、ずいぶんと悩みました。
せっかく京都に来たんだから京都っぽい夕食をとりたかったのですが、駅ビル内を探してもなんか京都にひたれる食べ物屋さんがないんです。
あれ? そもそも、京都料理って何だっけ?
しかたないので、京都拉麺小路というラーメン街で、京風ラーメンを食べました。意外と優秀な味でした。

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京都駅から見渡す夜の町並みは、ライトアップされていてきれいでした。
歴史的な社寺や紅葉のような自然のものは、ライトアップするとなんか違和感を感じるのですが、現代の人工物のライトアップは開き直った感じがして良いですね。
ちなみに私の出身地は、北海道の函館。夜景は最高ですよ。

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そして、京都駅。
京都には数回しか行ったことはないのですが、京都駅には強い印象を持っています。
なぜなら。
「ガメラ3・邪神覚醒」という映画のクライマックスで、ガメラとイリスが戦った場所だからです。テレビや映画や小説などで描写された風景を自分の目で見るというのは、うれしいものですよね・・・・。

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2009.02.03

紅葉の京都07 「清水寺・その6」

清水寺の本堂内々陣を拝観したあとは、当初の目的通りライトアップの見学です。

ただし。
この日は、土砂降りに近い雨。愛用のデジタル一眼レフカメラEOS20Dの活躍の場は、全くナシ。

理由その1。
大切な高級カメラを雨で濡らしたくないから。
理由その2。
片手に傘を握りしめていたため、両手でカメラを持てなかったから。
理由その3。
EOS20Dは手ぶれ補正機能がないので、マトモな写真を撮れそうもなかったから。

ということで、この日使ったカメラは、コンパクトデジカメのIXY900IS。片手で撮れるし、手ぶれ補正もついているし、そこそこ水に濡れても気にせずに済むし、こういう荒れた環境にはもってこいのカメラです。

だがしかし。それにしても撮影環境悪すぎ。
シャッタースピード1/2秒みたいなムチャな設定で、しかも傘をさしながら片手で写真を撮るはめになりました。当然満足な写真を撮ることはできませんでした。
残念。

ちなみに。
早朝の清水寺と、夜のライトアップの清水寺の印象はというと。
私は、早朝の清水寺のほうが好きです。自然な感じがするし、何よりたいへんに清々しいです。
夜のライトアップは、きれいなことはきれいなのですが、やはり人工的な感じがして、こういった古い社寺には似合わないと思うのですが、どうでしょう・・・・?

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2009.02.02

紅葉の京都06 「清水寺・その5」

早朝の清水寺の散策をいったん終了。
夜になってから、改めてライトアップされた清水寺を訪れました。

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さすがに早朝と比べて人も多かったのですが、雨が降っていたこともあって大渋滞というほどでもなかったかな。

中に入ると、本堂の横で人が並んでいました。事前にちゃんと調べていなかったのですが、どうも御本尊の御開帳があるとのこと。今回を逃すと、次の御開帳は25年後だそうです。これは見のがすわけにはいかないと、列に並びました。

本堂内々陣の中はたいへん狭く、さすがに人でギュウギュウでした。もちろん写真撮影は禁止です。ということで、中の様子は言葉で説明するしかないのですが、なかなか説明しにくいです。ビックリするような強烈な仏像があるわけではないのですが、厳かな感じがして、できれば人がいないときにじっくりと雰囲気にひたりたいなあと思いました。

ちなみに。
清水寺の普段の拝観料は、300円。安いです。
一方、夜間の特別拝観の拝観料は、400円。
それでも、十分安いです。
さらに、御開帳の拝観料は、たったの100円。
次の御開帳は25年後だというのに、たったの100円。

清水寺は、本当にリーズナブルなお値段で観光できます。しかも、その感動は、超一級。決して失望することはありません。
また行きたいなあ・・・・。

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