プロレスリング・ノアのディファ有明大会に行ってきました。2010年初のプロレス観戦となります。
いつものように全体的にはなかなか充実した試合内容ではありましたが、今回は、個々の試合の観戦記ではないです。
どうもすっきりしないというか、ストレスがたまるというか、良くないなあというか、そういう状態なのです。
まずは、選手の退団。
2009年末に、橋選手、本田選手、川畑選手、菊池選手、泉田選手、マイティ井上レフェリーが、契約満了となりました。要するに、リストラでしょう。
上記選手、最近は精彩がなく、見ていてもつまらないなあという感じでした。また、最近は、観客数が減ってきて、経営がたいへんだなあとは思っていました。
だがしかし、今までのプロレスリング・ノアは、そういった選手とともになんとか全員で危機を切り抜け、プロレスを盛り上げようとしてきました。リストラなどしない団体だと思っていました。
う〜ん、寂しい感じがするなあ。
新日本プロレスとの接し方も気に入らないです。
私はノアファンですが、新日本プロレスがきらいということではありません。他団体と交流戦を行なうこと自体は、大賛成なのです。
だがしかし、今回登場したのは、真壁選手と本間選手。ほとんど反則専門のラフファイター。本日の試合も、メチャクチャな試合をしたうえで勝ちをさらっていきました。
私は典型的なプロレスリング・ノアのファンで、私の声はファンを代表していると思うのですが、プロレスリング・ノアのファンは、そういった試合は求めていないのです。プロレスリング・ノアのファンは、凄まじい技の応酬、強靭な肉体と精神力、試合の内容、そういったものを見にいくのです。
真壁選手と本間選手の試合のスタイルを否定する気はありませんが、ああいったスタイルをプロレスリング・ノアに持ち込んでほしくないのです。。
まあ、真壁選手と本間選手が悪いのではなく、彼らをプロレスリング・ノアのリングに上げたプロレスリング・ノアのフロントのほうに問題があるわけですが。
最後に、選手の安全。
メインイベントで、森嶋選手が連続して頭部への攻撃を受け、フォール負けしました。
その後、森嶋選手はぴくりとも動かず、明らかに異常な状態だとわかりました。近くにいたプロレスリング・ノアのレスラーたちがみんなリング上に上がり、森嶋選手の靴を脱がしたり楽な姿勢をさせたり声をかけたりしていて、非常に心配な状態になりました。
そのうち、AEDと思われる器具がリング内に持ち込まれ、心臓マッサージを始める準備が整い、治療を始めようとしたときに、森嶋選手の意識が回復。幸いなことに、他のレスラーの肩を借りてではありますが、自分の足で退場していきました。
まずは、ひと安心。
昨年、三沢選手の悲しい事故があったばかりで、今回の事故。AEDが持ち込まれた時は、私はいろいろな思いがこみ上げてきて、涙が出そうになってしまいました。
最近、どんどん技がエスカレートしていって、頭部への打撃技や頭部から落とす技が増えてきました。凄まじい技や、それに耐える強靭な肉体と精神力を見るのは、ファンとしてもたいへんに盛り上がります。
だがしかし、レスラーが故障したりましてや命に関わるようなことになるのでは、全てがぶち壊しです。
ああ、プロレスリング・ノア、今後どうしていったら良いのでしょう‥‥。
最近のコメント