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2010.03.27

2009京都旅行記49「三十三間堂・その2」

修学旅行の軍団に囲まれて、ゆっくり見ることができなかった三十三間堂。仏像にも特別な感慨はありませんでした。

さて、こういった仏像の多くは、当たり前ではありますが写真を撮ることができません。なので、私は、仏像写真を撮るかわりに絵はがきを買うことが多いのです。
今回も、さほど感動したわけではないのですが、絵はがきを買おうと売店に立ち寄りました。
そこで、三十三間堂の仏像の写真集を発見。あまり期待しないで立ち読みしたのですが。

10032601

すばらしい仏像の写真が並んでいました。
直前に見た本物の仏像の印象とは、全く違います。あのみすぼらしい印象だった仏像が、実に生き生きと見えるのです。
もちろんプロのカメラマンが撮った写真で、腕も機材も私とは比較にならないでしょう。しかし、それにしてもあまりにも仏像の印象が違うのです。

これはおかしいぞと。
とりあえず三十三間堂内の仏像をもう一度見てまわることにしました。修学旅行の軍団とは一緒に歩きたくなかったので、30分くらい売店をうろついたりして時間をつぶし、修学旅行生がいなくなったところを見計らって、再度三十三間堂内に突入。今度は、仏像の近くまで寄って、時間をかけてじっくり見てみました。

そしたら。
1回目の印象とは全く違いました。ほんとにすばらしい仏像が並んでいました。見れば見るほど、近寄れば近寄るほど、仏像のありがたさが伝わってきました。
最初の印象は怖いくらいだった摩和羅女像など、これほど慈悲深い表情はいままで見たことがないほど良い表情をしていました。

仏像を始めとした歴史的遺物というのは、心を落ち着けてじっくりと見て始めて良さがわかるのだなあと思いました。今までの私は、きっとそういう見方ができていなかったんだなあとも思いました。
反省。

ひとつだけ、三十三間堂に注文があります。
もうちょっと照明に工夫をして、薄暗いじめじめとした印象をなくしたほうが良いと思います。もちろん強い照明を当てると仏像は傷むし逆に雰囲気を損なうのでしょうが、それにしても今の状態は仏像が見にくいし薄暗くて怖い印象があります。
ちょっと照明を工夫するだけで、感動する人が倍増すると思うのですが、どうでしょう。

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