オグリキャップの思い出
本日、名馬オグリキャップが死去したとのニュースがありました。
あれほどファンに愛された馬は、いなかったのではないでしょうか? 強さよりも、心に残る名馬でした。
一番の思い出は、引退レースである1990年の有馬記念。
あれだけ勝ちまくったオグリキャップも、前3戦は、2着、6着、11着。全盛期と比べて明らかに力は落ちていました。引退レースでも勝つのは難しいと思っていました。
たぶん、オグリキャップは、自分がオグリキャップであることをわかっていたのだと思います。ファンが自分のために声援を送ってくれていることがわかっていたのだと思います。「ああ、これが俺の引退レースなんだなあ、今日は勝たなきゃダメだなあ。」と思っていたのではないでしょうか。
そして、オグリキャップの背中を押したのが、騎手の武豊でした。
彼の巧みな騎乗がオグリキャップを助けました。たぶん、武豊は、オグリキャップに「おまえ、このままで終わっていいのかよ、今日は勝とうぜ。」みたいな声をかけたんじゃないかな? そして、オグリキャップもそれがわかったんじゃないかな?
結果は、オグリキャップの奇跡の勝利。
私は、テレビを見ていて、大泣きに泣きました。たぶん、声を出して泣いていたと思います。それほどの感動でした。
オグリキャップ、やすらかに。
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