2010年F1ハンガリーGP
今回のレースは、F1マニアにとってはなかなかおもしろかったかもしれません。年間のチャンピオン争いをめぐる駆け引きという意味では。
それでも、私にとってはイマイチ納得感に欠けるレースでした。
その全ては、ペースカーによるものです。
本来ペースカーというものは、事故があったりしてそのままレースを続けると危ないので、レースを安全にするために投入されるものです。わざと遅い車を先頭において、レースをしている車をゆっくり走らせるわけです。
ところが、最近は、ペースカーが入ったタイミングを狙ってピットインし、タイヤ交換をしたりいろいろな駆け引きをするようになりました。
普通のピットインでは、それぞれの車がそれぞれのタイミングでピットインするのであまり混乱は起こりません。しかし、ペースカーが入った瞬間、それそれのチームが一斉にピットインするので、大混乱が起こるのです。
今回も、あわててタイヤ交換したためにタイヤが吹っ飛んだり、ピット内で衝突事故が起こったりしました。安全なレースをするためのペースカーが、複数の大事故を起こしてしまったのです。
また、ペースカーが入ることにより、本来の実力通りにレースが進まないのも納得いきません。
もうちょっとうまい仕組みがないもんですかね・・・・。
最後に、展開に恵まれたとはいえ、スタート時点で23位だった小林可夢偉くんが9位でフィニッシュしたのはたいへんに立派です。
この調子でがんばってほしいものです。
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