伯父と姪の奈良旅行記03「法隆寺・その2」
私は以前から、歴史的建築物が好きでした。が、仏像とか絵画とか書物とか、そういったものにはほとんど興味がありませんでした。奈良には何回か行ったことがあり、建築物の記憶はたくさんあるのですが、仏像とかそういったものの記憶はほとんどありません。
ところがここ数年、なぜか猛烈に仏像に興味が出てきて、今回の奈良旅行も事前にいろいろと予習して臨みました。
そういったこともあって、今回は仏像を見る目が違いました。
まず最初のご対面は、中門の金剛力士像。
日本最古の仁王像らしいのですが、こんなに迫力があったとは。
すばらしいです。
感動です。
なんで今までこのすばらしさに気づかなかったのか。
不思議です。
法隆寺の金剛力士像は、他の多くの仁王像より見やすくて身近に感じるのも良いです。
仁王像は、お寺を守る役割から、多くはお寺の入り口の門の両脇に立っています。門の両脇ということは、建物の中ではなく、外に立っているということです。
当然風雨にさらされて傷みやすいのですが、さらにハトのフンやヒトのイタズラにさらされることも多いわけです。
なので、多くの仁王像は、金網に囲われてそういった被害から守られています。
なんか、檻に閉じ込められているようで残念な感じがしますよね。
が、なぜか法隆寺の金剛力士像には、金網がなく、直接眺めることができるのです。これは、良いです。
また、多くの仏像は、建物の中にあり、写真撮影も禁止です。
が、金剛力士像は、外にあるため、写真撮影も禁止されていません。
ということで、いろんな意味で、法隆寺の金剛力士像を堪能しました。
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