日本史のお勉強06「最初の天皇」
山川出版社の日本史の教科書で、最初に登場する天皇は、誰でしょう?
私の読み方が間違っていなければ、答えは「欽明天皇」です。
「蘇我氏は二人の娘を欽明天皇の妃とし」という記載で、初めて天皇が登場するのです。
欽明天皇は、現代の解釈によると、第29代の天皇にあたります。
第28代以前の天皇は、歴史の教科書に登場しないのです。
なんか、意外な感じがします。
確かに、初代の神武天皇は、伝説上の人物で実在しないという話は知っていました。
が、さらにこのあと、実在したかどうかわからない天皇が、延々と続くのです。
現在、実在した確証のある最初の天皇は、ふたつの説があるそうです。
1. 第15代応神天皇は実在しているが、第14代以前の天皇は実在した確証がない。
2. 第26代継体天皇は実在しているが、第25代以前の天皇は実在した確証がない。
いずれにせよ、随分と確認できない天皇がいるんですねえ。
ちなみに、仁徳天皇は、第16代。
実在していない可能性があります。
なので、昔は仁徳天皇陵と呼ばれていた日本最大の前方後円墳は、今は地名をとって大仙陵古墳と呼ぶようになったのですね。
ちなみに、大仙陵古墳ができたのは、約1600年前。
で、誰のお墓かは確定していません。
エジプトのギザの三大ピラミッドができたのは、約4500年前。
で、もちろん3つとも誰のお墓かは確定しています。
この差は、なんなんでしょうかね。
エジプト、恐るべしです・・・・。
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