日本史のお勉強07「聖徳太子」
日本史の本を読んでいると、よく歴史上の著名人の肖像画が出てきます。我々は、その肖像画で、その著名人の名前や業績を憶えたりしました。似顔絵ですから、ほんとうに似ているかどうかはわかりませんが。
ところが、その肖像画に描かれている人物が、その人物である証拠がなかったり、実は他の人の肖像画だったり、そういうことが最近の研究でわかってきたケースがあります。
で、聖徳太子。
私の記憶では、聖徳太子の肖像画が日本史の教科書に載っていました。聖徳太子の隣にふたりの小さな王子が描かれているあの有名な肖像画です。この肖像画は、正式には「唐本御影」と呼ばれる肖像画のようです。
旧1万円札の聖徳太子のデザインは、この肖像画をベースにしているそうです。
ところが!
この「唐本御影」の聖徳太子、最近の研究では、本人ではないという可能性が出てきているらしいのです。なんと、日本の最高額紙幣に描かれていた人物が、実は誰だかわからなくなっているのです。
まあ、肖像画に残っているくらいだし、皇族っぽい服装をしているし、それなりの身分の人なのでしょうが、ほんとうのところ一体誰なんでしょうか?
私が高校生の時に教科書を読んでから、30年以上たちますが、その間にいろいろな発見があったんですねえ・・・・。
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