日本史のお勉強16「応仁の乱」
応仁の乱は、不思議な乱です。
山名宗全と細川勝元の2大勢力の戦いなのですが、11年間延々と戦いが続いた末、どちらの勝ちということもなくなんとなく戦いは終了。
2大勢力とも、戦いに疲弊して没落。だからといって、交代する勢力もナシ。
結局この戦いは、日本を壊すだけで再構築しませんでした。
こんな戦いは、日本史上ほとんどないんじゃないかな。
結局、地方の大名が力をつけてしまい、多くの大名に天下を統一するチャンスが生まれました。要するに、戦国時代の始まりです。
さて、日本史に興味のある人にとって、戦国時代はとても興味深い時代です。
が、あらためて日本史の本を読んでみると、戦国時代の記載が思ったよりはるかに少ないのです。応仁の乱後、戦国時代の勢力争いをハショッて、いきなり織田信長が天下を統一する流れになっているのです。
テレビや小説などでは、戦国時代を扱ったものが多いですよね。興味深いエピソードが山のようにあるからなのでしょう。
が、それらのエピソードは、日本の歴史という意味では大きな意味を持っていなかったということなのでしょうか・・・・。
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