オスプレイ
最近、オスプレイという軍用輸送機の配備と安全性についての報道が多くなっています。
配備反対派は、オスプレイを危険と言っています。
米軍などの配備推進派は、オスプレイは安全だと言っています。
なんだかよくわかりません。
なので、ちょっと調べて整理してみました。
調べたのは、10万時間あたりの事故率です。
海兵隊仕様のオスプレイMV22(日本配備予定)の事故率は、1.93。
空軍仕様のオスプレイCV22の事故率は、13.47。
で、ヘリを含む海兵隊所属機全体の事故率が、2.45。
なるほど。
日本に配備されるオスプレイだけでいうと、海兵隊所属機の平均事故率より低いという言い方ができます。
が、オスプレイ全体で見ると、海兵隊所属機の平均事故率より高いという言い方ができます。
う〜む。難しいものだな。
ちなみに、なぜ同じオスプレイで1桁も事故率が違うかというと、使用目的が違うかららしいです。海兵隊仕様は普通の輸送機で、空軍仕様は特殊任務に使われるそうです。
ここまで調べて、ちょっとおかしいな・・・・と思いました。
なぜなら、軍用機の事故率しか語られていないからです。
そこで、民間の航空機(定期便)の事故率を調べてみたのですが・・・・。
0.159件でした。
要するに、オスプレイであろうがなかろうが、軍用機は民間機と比べて、10倍くらいの確率で事故っているということです。
オスプレイだけが槍玉に上がっていますが、軍用機全体を危険なものと考えなくちゃいけないということです。まあ、あたり前のことではあるのですが・・・・。
ちなみに、私は、日米同盟については、安易に反対をしたり安易に賛成をしたりする気はありません。きちんと議論して、みんなが納得するような良い方向に向かえばいいなあと思っています・・・・。
最後に。
今回の投稿では事故率についての数字をいくつか紹介していますが、ネットでいろいろなところから拾ってきたものです。数字の信頼性や、ほんとに比較していい数字なのか、保証はできません。あくまで参考値として見てください。
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