« ポルトガル・スペイン旅行記07「ベレンの塔」 | トップページ | ポルトガル・スペイン旅行記09「ジェロニモス修道院」 »

2013.08.06

ポルトガル・スペイン旅行記08「発見のモニュメント」

ベレンの塔のすぐ近くに、発見のモニュメントがあります。

発見のモニュメントは、中世のポルトガルが絶頂期だった頃のイメージをモニュメント化したらしいです。


13080601r_2


モニュメントには、ポルトガルから世界のあちこちに出向いた人たちが並んでいます。航海士だったり、宣教師だったり。
ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、フランシスコ・ザビエル等、日本にもなじみのある人たちもいました。まあ、誰が誰だかは、なかなかわかりづらいのですが‥‥。


13080602r_2


モニュメントの前には、ポルトガル人が訪れた世界各国の地図のモザイクがあります。
意外だったのは、ちゃんと日本も描かれていることです。
しかも、ちゃんと初来日した年が記載されています。
記載されている年は、1541年です。


13080603r


ここで、ちょっと日本史を学んだ人は、「あれ?」と思うはず。
ポルトガル人が種子島にやってきて鉄砲を伝えたのは、1543年です。フランシスコ・ザビエルが日本にやってきたのは、1549年です。なんで1541年なんでしょう?

そう思って調べてみたら、1541年に、ポルトガル船が偶然に豊後の国に漂着したことがあったらしいのです。ちゃんと調べて作っているんですねえ‥‥。

さて、発見のモニュメントの観光的価値については、私については少々疑問です。
今のモニュメントは、1960年にできたもので、歴史的価値はあまり大きくありません。
モニュメントの高さも52mで、それほど巨大というわけでもありません。
コンクリートでできていて、これも特徴のあるモノではありません。
見た感じも、それほどインパクトはありません。

すばらしいものだということは間違いはないのですが、私にとっては、わざわざ日本から観にくるというのもなあ‥‥という感じでした。

|

« ポルトガル・スペイン旅行記07「ベレンの塔」 | トップページ | ポルトガル・スペイン旅行記09「ジェロニモス修道院」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ポルトガル・スペイン旅行記08「発見のモニュメント」:

« ポルトガル・スペイン旅行記07「ベレンの塔」 | トップページ | ポルトガル・スペイン旅行記09「ジェロニモス修道院」 »