ポルトガル・スペイン旅行記10「リスボンの路面電車」
今回の海外旅行のツアーを選んだ理由のひとつは、リスボンにある路面電車に乗ることが行程に入っていたからです。
この日、朝一番(8時30分ころ)に路面電車の駅に行ったのですが、なにやら様子がおかしいです。
添乗員さんと現地ガイドさんが調べたところ、路面電車が動くのは、9時からだということです。
結局、路面電車に乗るのは後回しにして、次の観光地に向かいました。
ここで一言。
旅行代理店さん、それくらいちゃんと調べてから行程を組んでよ!
で、他のところを観光してから再び路面電車に乗りに戻ってきました。
その路面電車、予想よりはるかに小さかったです。
しかも、なにやらおかしな模様が‥‥。
たぶん、素人芸術家のいたずら書きなのでしょう。このようないたずら書きは、ちょっとした壁や看板など、いろいろなところで見かけました。ポルトガルだけではなく、スペインでもよく見かけました。いたずら書きというよりも、もはや文化になっているのかもしれません。
この市電、線路沿いの家にさわれそうなほど、たいへん狭いところを走っています。しかも、恐ろしいほどの急な坂を。
急な坂でも電車が傾かないように、電車は特別な構造をしていました。
上から見ただけではよくわからなかったのですが、下から見上げるとその特徴がよくわかります。
運転席に座ってみたかったのですが‥‥。
私が乗ったこの路面電車、始発駅から終点駅まで、2分です。2時間じゃありません。2分です。
日本だったら、それくらい歩けよ!ということで、すぐに廃線になりそうなものです。
が、この電車、意外と利用客が多いようです。
電車で2分の距離とはいえ、確かにあの坂は歩いて上る気がしません‥‥。
私が乗ったこじんまりした路面電車以外にも、リスボンにはけっこう多くの路面電車が走っているようです。ジェロニモス修道院の前では、比較的最新と思われる路面電車が走っていました。
路面電車は、リスボン市民の足として定着しているようです。
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