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2013.09.01

ポルトガル・スペイン旅行記15「ポルトガル総括」

1日半のポルトガル観光を終え、スペインに突入。
このへんで、ポルトガルについて総括します。

現地ガイドさんに聞いたところ、ポルトガルでは天正少年使節がけっこう有名なんだそうです。天正少年使節、中学校あたりで習っているはずですが、日本人でそれを知っている人は多くはないと思います。

天正少年使節。
1582年(本能寺の変があった年)にキリシタン大名の命を受け、4人の少年がローマへ向けて日本を出発。無事ローマに到着し、ローマ教皇などキリスト教関連の人々に大歓迎を受け、役目を果たして日本に帰国。が、すでに日本ではキリスト教は排斥の対象にされており、4人の少年はそれぞれつらい余生を送る。
そういった歴史的事実があります。

で、その旅の途中で、少年使節はポルトガル(リスボンとかエヴォラとか)に立ち寄っているのです。ただ立ち寄っただけなのに、ポルトガルの人は、非常に好意を持って代々語り継いでいるようなのです。
まあ、ポルトガルの人の多くは、少年たちは帰りの航海のときに遭難して死んだと思っているようですが‥‥。

さて、ポルトガルの街を散策していると、交通マナーがたいへんよいことに気づきます。道を渡ろうとすると、車が必ず停まってくれるのです。確実に、日本より交通マナーがよいです。いろいろな国に行った中で、日本より交通マナーがよい国は、ポルトガルだけかもしれません。

あと、以前にも書きましたが、ポルトガルの人はたいへん家族を大切にするそうです。

受験戦争とか出世とか、そういったギスギスした風潮にも、無縁。

街並も落ち着いています。

いろいろな意味でポルトガルは田舎だと思うのですが、悪い意味ではなく、いい意味で田舎のよさを持っています。
ポルトガル、落ち着いて暮らすにはいい国かもしれません。


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