ポルトガル・スペイン旅行記35「プラド美術館」
マドリードでの最初の観光は、プラド美術館でした。
プラド美術館、実に広大です。
最低でも半日かけないと、ゆっくり鑑賞できないはず。
だがしかし。
入場時にバーコードチェックされ、1時間以内に退館しないと怒られるシステムが導入されています。どう考えても、1時間でプラド美術館を回るのは、不可能だと思うんだけどなあ‥‥。
そんな中で、プラド美術館を見学。
誰でも知っている絵画がありました。
ゴヤの「裸のマハ」。
同じくゴヤの「着衣のマハ」。
並んで展示されていました。
圧倒的に「裸のマハ」のほうがいい感じですね。
というか、「裸のマハ」のほうが有名なので、「着衣のマハ」は偽物に見えてしまうんですねえ。
「裸のマハ」も「着衣のマハ」も、なぜか顔の作風と身体の作風が違うように見えます。なんでだろ。「顔だけ修正した風俗嬢の写真」のように見えるのは、私だけでしょうか‥‥。
私がプラド博物館で一番感動したのは、ベラスケスの「ラス・メニーナス」でした。
グッときました。私は仏像やお寺のような立体的な文化財が好きなのですが、絵画のような平面的なものはほとんど興味がありません。
が、「ラス・メニーナス」は、別格。
もしかしたら、今までみてきた絵画の中でベストかもしれません。
なぜこんなに心に残ったかは、自分でもわかりません。
ひとつだけ言えるのは、本物を自分の目で見て、初めて感動できるのだなということです。教科書や雑誌の写真では、絶対に同じ感動は味わえないと思います。
何事も、自分の目で見ることは大切ですよね‥‥。
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