ポルトガル・スペイン旅行記49「サグラダファミリア・その2」
サグラダファミリアの内部へ入ったのですが、違和感はますます大きくなりました。
なぜだろう?
自分の中で、その答えを見つけました。
「宗教色が全く感じられない」ということです。
サグラダファミリアの意味は、聖家族贖罪教会です。教会なんです。
確かに、キリストや聖母や聖人の彫刻はあります。建物の様式も、教会といわれればそうかなあという気もします。
が、宗教色というか、神聖な雰囲気を感じないんです。
理由のひとつは、まだ教会として完成していないことがあると思います。
教会としての役割を、まだ果たしていないのです。
理由のふたつ目は、あまりに多い観光客です。
しかも、そんなカッコで入っていいの?というようなラフな服装で観光している人がゴロゴロいるのです。これでは、神聖な雰囲気になるわけがありません(そういう私も観光客のひとりなわけですが‥‥)。
理由のみっつ目は、サグラダファミリアは教会というよりは、芸術家ガウディの芸術作品のように思えることです。教会であることよりも、芸術作品であることが優先されているように見えるのです。
まあ、素人の私の考えですから、そうではないのかもしれません。
が、私が勝手に期待していたサグラダファミリアとは、別の建物がそこにありました。
それでも、芸術作品として、ある種の感動はもちろんありましたが‥‥。
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