読む本がない
私は比較的読書が好きで、通勤時や外食時は必ずといっていいほど本を読んでいます。
が、最近、読む本がありません。
私は、日本のSFが好きなのですが、最近のSFがよくわからないのです。
なんか、妙にリアルにしようとして、ひたすら学術的知識を詰め込んで、リアルなんだけど楽しくないのです。
科学が進み、宇宙のこともよくわかり、インターネットの発達で何でもすぐ調べられ、GPSとか発達して地球の隅々までわかり、振動を測定することによって地中のことまでわかってしまいます。ヘタなことを書くと、すぐウソだとわかってしまいます。
なので、SF作家は、ひたすら勉強して、調査して、実際の科学と矛盾のない整合性のとれた物語を書こうとするようなのです。
リアルなんだけど、奇想天外ではないのです。
納得できるんだけど、わくわくしないんです。
が、SFってそういうものなんですかね?
SFは、サイエンス・フィクション。
サイエンス・フィクションという意味は、ウィキペディアによると、「科学的な空想にもとづいたフィクション」。
要するに、SFというのは、科学に基づいたフィクションなのではなく、空想に基づいたフィクションなのですよ。
全てが科学に基づいていたら、それはもはやSFではないのですよ。
メチャクチャな設定でも、おもしろけりゃいいんですよ。
ああ、誰かメチャクチャおもしろい奇想天外なSFを書いてくれないかなあ‥‥。
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