2014神と仏と明治の旅09「願興寺・その1」
予約者のみ拝観させてくれる願興寺。
事前に予約して、予約時間に間に合うように必死に愛車Renault21号を運転し、予定よりちょっと早く着くことができました。カーナビのおかげです。
願興寺の前で電話をかけて、住職さんに迎えに来てもらい、マンツーマンでお寺や仏像を紹介していただきました。
その住職さんは女性で、見かけもはっきりとした言動も、いかにも「関西のおばちゃん」という感じの人でした(失礼!)。
が、その住職さん、非常に信心深く、モノの考え方がしっかりしていて、自分の考えに信念を持ったすばらしい方でした。
本堂を拝観するときは、一緒に拝んでくれました。
また、仏像を拝観するときなど、仏像の前で般若心経を唱えて仏像に敬意を表していました。
この住職さん、お寺や仏像は宗教的な心のよりどころなので、美術品や観光目的では来てほしくないとはっきり言っていました。
私は、正直、美術品として仏像を拝観しているのですが、仏像を敬う気持ちは持っているので、ぎろぎりセーフでしょうか?
拝観のあとは、いろいろと話がはずみました。
願興寺はもともと幕府直轄で、その影響で今も檀家さんがいないので、収入が少ないそうです。
願興寺の本堂はかなり傷んでいてすぐにでも改修したいのですが、収入が少ないうえに、国と県と町の思惑が入り組んでなかなか話が進まないそうです。
そのほか、自らの宗教に対する思い、新興宗教に対する思い、いろいろなことを語ってくれました。
たいへん勉強になりました。
ありがとうございました。
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