会社で急に胸が苦しくなり、そのまま救急搬送されました。
事前に連絡が行っていたので、病院での受け入れ体制は万全だったように思われます。
まずは、質問攻め。
症状はどのようなものか、どういう状態で症状が出たか、家族の連絡先は・・・・など。
その後、即座にCTを撮るとのことで、同意書を書きました。かなり低い確率ではありますが、CTには副作用があるとのことでした。
検査の流れは、以下のような感じです。
まず、手首の動脈からカテーテルを挿入。
そして、造影剤を体内に投与。
そして、CT撮影。
そのときに、心臓に器質的異常(血管がつまっているような症状)が確認された場合は、即座につまっている部分をバイパスする手術に移行するとのことでした。
そのような一連の検査で、一番最初に行ったのが、下の毛の剃毛。いまだに、なぜその作業が必要だったのかは不明ですが(笑)。
次に、検査の途中で排尿したくなった場合スムーズにいくように、尿道にカテーテル挿入。この違和感、ハンパじゃありません。今回のあらゆる検査の中で、これが一番つらかったです。
そして、手首に局所麻酔。これは、ちょっとチクっとしただけで、つらくはありませんでした。
手首からズルズルとカテーテルを心臓近くまで挿入する作業は、相当な違和感を覚悟していたのですが、全く問題なく終了。
造影剤の投与は、その瞬間に身体中にお湯を入れたように熱くなりました。不思議な感覚でした。
最後に、CT撮影。これは、もちろん自覚症状ナシ。
この段階で、幸運にも、心臓に器質的な問題は発見されませんでした。要するに、心臓そのものは大丈夫だが、なんらかの形で心臓に近い血管が痙攣して収縮し、血流が異常に落ちているのだろうという可能性が高まりました(冠攣縮性狭心症の可能性)。
これは、ある意味でラッキーなことで、即座にバイパス手術する必要性はなくなりました。
この時点で、手術室の緊張感もフッとやわらいだように思います。
ひとまず安心ですよ言われ、そのままICU(集中治療室)に運ばれ、そこで一夜を過ごすことになりました。
ちなみに、検査の最中、ずーっと心電図をとっていました。心電図のモニターは私からは見えませんでしたが、心音を表すピッピッという音がずーっと聞こえていました。検査の最中は、この音が聞こえなくなった時が心臓が止まる時なんだな・・・・と、余計なことを考えていました(笑)。
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