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2015.04.06

みちのくの仏像・その1

東京国立博物館の特別展「みちのくの仏像」を観てまいりました。

東北にたくさんのすばらしい仏像があるのは知っていました。
が、あんな古い時代に、あれほどたくさんの、個性的ですばらしい仏像が、東北地方にあったとは。自分の目で観て、感動を新たにしました。

しかも、その仏像がある場所は、1箇所や2箇所じゃありません。岩手や宮城や福島など、東北のかなり広い地域に広がっています(中尊寺は例外的に仏像が集中していますが)。

で、とっても不思議に思うのは、その多くの仏像を、誰がどこで作ったのだろうということです。

まず、どこで作ったのかを考えてみます。

当時は、政治的にも文化的にも宗教的にも、京都奈良が中心だったはず。普通に考えると、仏像の多くは、京都奈良で作られたはず。
じゃあ、京都奈良から東北まで仏像を運んだのか。
とてもそうは思えません。
30cmくらいまでの小さな仏像なら持ち運べる可能性はあるのですが、東北には等身大以上の巨大な仏像がたくさんあるのです。

例えば、京都から盛岡まで、距離にして約1000km。
自動車や鉄道は、なし。
そもそも、道もろくに整備されてなかったはず。
牛車や手押し車に乗せて根性で引っ張っていっても、いくつもの山を越えるのは不可能に近いはず。
それに、川を渡れないはず。川に橋なんか、かかっているわけがありません。

可能性があるとしたら、船。
それにしたって、仏像工房から港まで、そして港からお寺まで運べるとは思えません。
仏像を船に乗せたり降ろしたりするのも、クレーンなしでは相当に難しいはず。

結論としては、京都奈良から仏像を運んだとは思えません。
東北の現地で作ったとしか思えないのです・・・・。

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