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2015.04.17

みちのくの仏像・その5

円空。
江戸時代初期の僧であり、仏師でもあります。
63年の生涯で、彫った仏像の数、12万体。
しかも、奈良から北海道まで旅をし、仏の教えを説きながら仏像を彫っていたのです。

単純計算すると、1日10体ずつ仏像を彫っても、12万体の仏像を彫るのに33年かかります。
たぶん、日中は村から村へと歩き続け、夜には村人たちに仏の教えを説いていたのでしょう。
そして、夜中、寝る間もなく仏像を彫っていたのではないでしょうか。
庶民のために仏教を伝える、真の僧侶だったのではないでしょうか。

当然ながら、そうそう大作を作ることはできなかったはずです。
数十cm程度の簡易な仏像が多かったはずです。

ところが、東京国立博物館の特別展「みちのくの仏像」で展示されていた円空仏は、ほぼ等身大です。作りも丁寧です。とてもじゃないけど、1日10体彫れるレベルのものではありません。

どうして、旅をし布教しながらこんな仏像を彫れるのか。

円空、恐るべしです。


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