2016 F1日本グランプリ観戦記07 「鈴鹿の風景」
F1観戦の楽しみは、レースを見るだけではありません。
サーキット内では、各種イベントをはじめ、いろいろな楽しみがあります。
F1マシンの展示。
例年、ひと昔前のF1マシンをはじめとしたいろいろなF1マシンが展示されています。年代によって、F1マシンが進化していくことがよくわかります。
今年も、ホンダとフェラーリのマシンが中心でした。
ホンダは地元だから当然として、フェラーリはなにかコネがあるのかな。
できれば、タイレルとかブラバムとか、そういった個性的なF1マシンも見てみたいんだけどな‥‥。
なぜか、最新のロードカーも展示されていました。
非常にカッコいいのですが、愛車 Renault 21 号の方がかっこいいと思います‥‥。
決勝当日に行われる、ドライバーズパレード。
その日レースに出場する全選手が、クラシックなオープンカーに一人ずつ乗ってサーキットを一周し、ファンサービスしてくれます。レースでは緊張感でキリキリした表情を見せることが多いF1ドライバー、ドライバーズパレードだけはホントリラックスした優しい表情を見せてくれます。
ちなみに、ベッテルのオープンカーは途中で動かなくなったらしく、ベッテルはライバルのリカルドの車に同乗していました‥‥。
今回の日本グランプリでは、サプライズなイベントがありました。
長い間F1の世界に係わってきたHerbieさんが、今年F1の世界から引退するそうです。そして、F1のために尽くしてくれたHerbieさんのために、車にHerbieさんを乗せてサーキットを1周することになったらしいのです。
で、それを聞いた多くのコースマーシャルの人たちも、Herbieさんのために一芝居打ってくれました。
Herbieさんの乗った車を止め、F1のピットストップの作業をしたのです。
モップをジャッキに見立てて、ジャッキアップ。
タイヤの模様をした浮き輪を使って、タイヤ交換の真似事。
水道のホースを使って、給油の真似事。
左フロントタイヤの交換を失敗したためにスタートが遅れ、タイヤ交換担当の人がボコボコにされるというお芝居付きでした。
Herbieさんに対する感謝の気持ちがスタンドにも伝わり、拍手喝采でした。
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