早いものでして、1年後には定年を迎えます。
ということで、定年1年前の恒例イベントとして、会社が「定年後のライフプランをどうするか」という研修を開いてくれます。
こういうことには疎い私としては、ありがたいことです。
その準備として、「研修の日までキャッシュフロー表を作ってくるように」という宿題が出されています。
キャッシュフロー表とは、定年を迎えてから死ぬまでに、どのような収入があってどのような支出があるのかを想定して、一覧表にするものです。
生きていくためのライフプランを立てるということですね。
たいへん重要な宿題です。
収入は、意外と簡単。
自分がどのような年金をもらえるかは、調べるとすぐわかります。
あとは、定年後どれだけ働くかを想定し、その収入を見積もるだけです。
意外と難しいのが、支出。
自分が死ぬまでにどれくらいのお金を消費するのか、さっぱりわかりません。
私は10年以上毎日家計簿をつけているので、過去にどのような支出があったのかはわかります。
だがしかし。
今後体調を崩した時、医療費はどうなるのか。
実家の建物を建て直すのに、どれくらいお金がかかるのか。
体が動かなくなった時や認知症になった時、どのように介護されることを想定すれば良いのか。
うまく考えられません。
一番想定できないのが、いつ死ぬかです。
定年後1年で死ぬのがわかっていたら、退職金を全て一時金として受け取り、1年で好きなことをすれば良いのは明白です。
逆に、思い切り長く生きてしまったら、年金をうまくやりくりして破綻のない生活を送ることを考えなければいけません。
借金さえしなければ、年金だけで充分に生きていけるはずですが、それなりに自分の楽しみを持ちたいし。
長生きするつもりで、思いのほか早く死んでしまったら、当然お金は余ります。
私は嫁や子供はいませんが、余ったお金を実家の家族に渡すようにしておかなきゃいけません。
みたいなことをいろいろと考えなきゃならなくて、頭が痛くなります。
定年は、何月何日と決まっているので、カウントダウンができます。
が、自分の死ぬ日はわからないので、カウントダウンできません。
さて、どのようなキャッシュフローを作ったら良いのか。
当面のカウントダウンは、宿題を持っていかなければならない来週の火曜日です・・・・。
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