2019 大分遠征 08 「熊野磨崖仏・その2」
土砂降りの雨の中、必死に坂道を登ってたどり着いた熊野磨崖仏。
見に来た甲斐がありました。
8mもの大きさの巨大磨崖仏。
雨と霧で全体がぼんやりとしか見えなかったのですが、それがまた良い雰囲気でした。
不動明王と大日如来が並んでいました。
格を考えると大日如来が主役のはずなのですが、不動明王の方が大きいことやそもそも不動明王の磨崖仏が珍しいこともあって、不動明王のインパクトの方が強烈でした。恐ろしい形相の不動明王が多い中で、ちょっと剽軽な柔らかい表情が印象的でした。
熊野磨崖仏は巨大なので、臼杵磨崖仏や大分元町石仏のように覆堂を作って風雨から守ることができません。要するに、野ざらしです。時とともに、自然の石に帰っていくのでしょう。それもまた良し。
いいものを見せてもらいました。
おまけ。
熊野磨崖仏の石段をもうちょっと登ると、熊野神社があります。
土砂降りのうえ体力も尽きており、参拝するかどうか迷いました。
が、せっかく来たので、参拝を決意。
熊野磨崖仏から熊野神社までの数十mの石段を登るのが、こんなにきついとは・・・・。
しかも、熊野神社は思いのほか見栄えもせず・・・・。
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