音楽と私 016 「SKY HIGH/JIGSAW」
ジグソーのスカイハイという曲を、オーストラリアと香港の合作映画「SKY HIGH」のテーマ音楽だと認識している人は、ほとんどいないと思います。我々の世代の男子なら、ほぼ全員がプロレスラーのミル・マスカラスの入場テーマ曲として認識しているはずです。それほど、この曲をバックに登場するマスカラスのインパクトは強烈でした。
当時のプロレスは、正義の日本人レスラーが悪役の外国人をやっつける勧善懲悪的な流れが主流でした。また、今ではハンサムでかっこいいプロレスラーが全盛ですが、当時は見栄えの良くないおじさんレスラーが地味な技をかけ合うスタイルでした。
それが、ミル・マスカラスの登場で一変しました。
見事な逆三角形の筋肉美。
空中戦を主体とした華やかなプロレススタイル。
試合のたびに変わるマスクとリングコスチュームのかっこよさ。
外国人でしかもマスクマンなのに、悪役じゃなくて正義の味方。
というか、マスカラスと戦うレスラーは、全てが脇役になるほど、マスカラスのキャラは強烈でした。
そして、スカイハイ。
プロレスラーが登場する時のテーマ音楽として、初めて使われた曲です。レスラーが音楽に乗って登場することが、これほどインパクトがあるとは。それまで音楽なしで地味にリングインしていたのが信じられないです。
それにしても、マスカラス、かっこよかったなあ・・・・。
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