実力とセンス
私はよく本を読みます。いろいろな本を見ますが、昔からSF小説が好きです。
最近、昔買った本を読み返しています。で、いろいろな作家のSF短編を集めた昔の短編集を読んだのですが、おもしろい短編もそうでない短編もありました。その差は極端でした。
私は文学に関しては全くの素人ですが、思ったことがあります。
長編は、作者の実力がわかるのだな。
短編は、作者のセンスがわかるのだな。
短編に関しては短い文章で読者の心を捉えなければならないせいか、センスがないウケ狙いの作品を書く小説家が多いように感じます。
センスがないとはどういうことかというと。
ダジャレで終わる作品。
悪ふざけが過ぎる作品。
酔っ払いの下ネタのようなくだらない作品。
ちょっと読んだだけで結論がわかってしまう作品。
男の子のうんこネタのようにそれを話題にすれば誰でも喜ぶと思っている勘違い作品。
共通点は、読者がSF短編に求めているものを理解していないのではないかということです。それとも世間一般の人はこういったSF短編を求めていて、私だけ感覚がおかしいのかなあ・・・・。
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