1円訴訟
私はニュース好きです。が、芸能関係のニュースには全く興味がありません。誰が結婚しようが、誰が離婚しようが、誰と誰が仲が悪かろうが、誰がどういう発言をしようが、どーでもいいことです。どーでもいい芸能関係のニュースは、私にとってはゴミであり迷惑です。
が、ちょっと気になる芸能関係のニュースが目にとまってしまいました。
男性タレントのFが女性タレントのOに、イベントの場で合意のないキスをしたというものです。そして、女性タレントO側が訴訟して勝訴したというものです。
そのニュース自体には何の興味のないのですが、驚きだったのは女性タレントのOが賠償として求めた金額が1円だったです。
このニュースを見たときに、いくつかの思いがありました。
その1。
なぜ訴訟の賠償額が1円だったのか。女性タレントのOは、女性の尊厳を認めてもらうために訴訟したのであって、決してお金のためではないということを示したかったとのことです。この女性タレントOの考えかたは、素晴らしいです。問題の本質をついた考え方です。こういった考え方こそ、正しい意味での男女平等につながっていくんだと思います。ちなみに、このような事案では、一般的には賠償金は80万円程度になるようです。
その2。
このような判決が下されたことによって、芸能界の男性タレントは戦々恐々としているとの記載もありました。芸能界ではこのような合意のないキスは当たり前のように行われていて、多くの男性タレントが次々と訴えられる可能性があるとのことでした。私は芸能界とは何の関わりもありませんが、ありそうなことだなあと思いました。まあ、どうでもいい話ではありますが。
その3。
合意のないキスをしたことで1円を支払う判決が行われた裁判ですが、訴えがあってから判決が下されるまで、なんと5年もかかっています。この内容の訴訟で5年もかかるのは、いくらなんでも長すぎでしょう。何に時間がかかったんでしょうかね。
重大犯罪に素人の陪審員を投入してトラウマを背負わせたり精神的時間的なストレスをかけるよりも、こういったとっとと片付けるべき案件に素人の陪審員を当てる方がはるかに合理的だと思うんですがね。
いろいろと考えさせられる事件でした。
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