チェコ
先日のF1モナコグランプリ、レッドブルのセルジオ・ペレス(愛称チェコ)が見事優勝しました。
が、予選でクラッシュ。決勝でも不用意なハードブレーキングをしてタイヤを傷めてしまいました。あのうまいペレスがこういったミスを続けたことはちょっと意外でした。解説やその後のニュースでも、チェコのミスを指摘していました。が、Youtubeの動画解説を見て、その理由がわかりました。
予選では、タイムアタック中にコースをうろついていた鳥(多分ハト)を轢いてしまっていたのです。クラッシュしたのは、その次のコーナー。鳥を轢いて動揺して集中力を欠き、次のコーナーでミスったことは容易に想像できます。
そして決勝。前日の予選のときと全く同じところで、今度は鳥(多分ハト)が突然チェコのマシンの前を横切るように飛んだのです。チェコのハードブレーキングはミスではなく、鳥を守るための全力ブレーキだったのです。今度は鳥は助かりました。
こんなことがあったのに、チェコはクラッシュやハードブレーキングのことを鳥のせいだと一言も言っていません。あくまで自分のミスのようにふるまって、言い訳にしていないのです。
チェコの素晴らしい人間性がよくわかりました。今までよりチェコを応援する気持ちが強くなりました。
同じチームには、フェルスタッペンという強力なライバルがいます。年間チャンピオンになるのは容易ではないです。私はフェルスタッペン推しですが、チェコも年間チャンピオン争いをしてほしいです。
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