以前、コーヒーのドリッパーのことを書きました。さっぱりした味のコーヒーが好みの私にとっては、3穴のカリタ式ドリッパーが向いているという内容でした。
だがしかし。どうも3穴のドリッパーには構造上の欠点あるようです。上から注いだお湯が、3つの穴から均等に流れ落ちないのです。2つの穴からお湯が流れ落ちるのはまだいい方で、ひとつの穴からしか流れ落ちないことも多いです。ペーパーフィルターの折り方だったり、コーヒーの粉の偏りだったり、3つの穴の平行が出ていなかったり、いろいろな理由があると思います。とにかく3つの穴から均等にお湯が流れ出ない限り、カリタ式のドリッパーのメリットはないのです。
メリタ式はもともとひとつの穴なので均一にお湯が流れ出るのですが、穴が小さすぎて私にとっては濃いめのコーヒーになっしまいます。
散々悩んで行き着いたのが、ハリオ式のドリッパーです。カリタ式と違い、穴は中央にひとつだけ。メリタ式との違いは、小さな穴ではなく巨大な穴が開いていること。これならお湯は迷うことなく中央から一気に流れ出ます。しかもリブは直線ではなく螺旋状です。詳しい理論はわかりませんが、お湯の流れをコントロールしているように思えます。
ハリオ式のドリッパーにしたことで、ドリッパーへの不満が解消されました。
まあ、正直私のような鈍感には、よっぽど気をつけないとドリッパーの違いで味が変わるかどうかはわからないのですが。
次のステップでは、プラスチック製のドリッパーから銅製のドリッパーに変えてみようと思っています。銅製のドリッパーの方が熱伝導がよいからです。
銅製のドリッパーはプラスチック製のドリッパーの10倍くらいのお値段です。正直なところ、10倍のお金をかけて10倍コーヒーが美味しくなるとはとても思えません。銅製というかっこよさ、要するに所有する満足感によるものが大きいです。
コーヒーについて知ったかぶりをして色々と書いていますが、要するに「形から入る」ですね・・・・。




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