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2024.03.31

47都道府県制覇の旅09「西大山駅」

日本最南端の駅、西大山駅に行きました。

西大山駅は超ローカル駅です。
停まる列車はほとんどありません。
根性で早起きして指宿駅から西大山駅に向かいました。

西大山駅は無人駅です。
というか駅舎もありません。
なにもないことが素晴らしいです。

平日の早朝の何もない駅なのに、観光客が何名かいました。
なかにはタクシーで来ていた人もいました。

天気も良かったです。
開聞岳も完璧に見えました。
こんなに美しい山は見たことないというくらい感動しました。

古くて揺れまくりのローカル列車も楽しかったです。

西大山駅、非常に良い思い出になりました。

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2024.03.30

47都道府県制覇の旅08「指宿の宿」

指宿の宿は、今までに泊まったことがないような個性的な宿でした。

バルというか洋風居酒屋というか、そういうお店の付属施設用のような感じでした。バルをやっているんだけど、空いている部屋がもったいないからお客さんを泊めているという感じでした。

部屋は狭くてテレビすら置いていません。が、綺麗な部屋で全然不快じゃありませんでした。畳敷というのも落ち着きます。

夕食はバルでいただくというスタイルです。さすが本職、実に美味しかったです。宿泊費は夕食込みで8500円だったと思いますが、夕食だけで元が取れたと思います。

この宿のすぐ向かい側に銭湯(温泉)があります。この宿に泊まるとその銭湯に無料で入れます。当然利用しました。

観光のための銭湯ではなく地元の人が利用する銭湯でした。何人かがパラパラと入ってきたのですが、みんな知り合いのようで気軽に話をしていました。私はいつ声をかけられるのかドキドキでした。一人でいたいとか話をする気分ではないとか、そういうことではありません。みんな見事な鹿児島弁なので、話しかけられても話についていく自信がなかったのです・・・・。

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2024.03.29

47都道府県制覇の旅07「指宿」

鹿児島中央駅から指宿駅まではJRの普通列車でのんびり移動しました。飛行機よりは新幹線、新幹線よりは普通列車の方が旅の楽しみが大きいです。

指宿を訪れた理由は、もちろん砂むし風呂です。ちょっと砂を掘っただけで暑すぎず冷たすぎずのちょうど良い温度になるのは奇跡のようです。砂に埋まりながら目を瞑って波の音を聞いていると、宗教的な瞑想のような気持ちがします。砂むし風呂に入っていられるのはたったの10分でしたが、貴重な体験でした。

ただ、ちょっと人を詰め込みすぎだと思います。もうちょっと人と人の間隔をとって埋めてくれた方がより落ち着いた気分になれたと思います。

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2024.03.28

47都道府県制覇の旅06「しろくま」

今回の旅の目的のひとつ、天文館むじゃきに行きました。

天文館むじゃきは、しろくまというかき氷で有名なお店です。有名とは言っても、県外から鹿児島に来る観光客は、ふつうは天文館むじゃきに行こうとは思わないはずです。なぜわざわざ行ったかというと、水曜どうでしょうに登場したからです。水曜どうでしょうの対決列島の回の最後の決戦で、ミスターと藤村Dがしろくまの早食い対決をしたのです。

鹿児島にはかき氷店はたくさんあります。が、北海道出身の私としては、天文館にあるむじゃき本店でなければなりませんでした。

ミスターと藤村Dが食べたのはレギュラーサイズでした。が、レギュラーサイズのサンプルを見た瞬間に私には無理だと判断。半分くらいのサイズのベビーサイズにしました。

水曜どうでしょうでは、しろくまをテイクアウトして外で早食い対決をしていました。私もテイクアウトしました。私は誰かと対決するわけではないので、指宿に向かう列車の中で風景を見ながらゆっくりとしろくまをいただきました。

ちなみにテイクアウトのしろくまは、氷の塊のようにガチガチです。あの巨大なしろくまを、あの氷の塊のようなしろくまを、早食いで完食したミスターと藤村D。恐ろしい人たちです・・・・。

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2024.03.27

47都道府県制覇の旅05「潜水艦」

桜島からの帰り道。
フェリーの甲板から意外なものを発見しました。
海上自衛隊の潜水艦なるしおです。

横須賀や呉で潜水艦を見たことはあります。が、軍港ではない鹿児島港に潜水艦が停泊しているのは意外でした。

事前に潜水艦がいるという情報は掴んでいませんでした。潜水艦を発見できたのもフェリーに乗っていたためで、フェリーに乗らなかったら潜水艦には気付いていなかったはずです。そしてたまたまフェリーの左舷側にいたため潜水艦を見つけられましたが、右舷側にいたら何も知らずにフェリーの旅は終わっていたと思います。

いろいろな偶然が重なりました。
ラッキーでした。

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2024.03.26

47都道府県制覇の旅04「桜島」

一番最初の予定では、桜島には上陸せずに鹿児島港側から眺めるだけのつもりでした。が、ちょっと欲が出てきて桜島に上陸してお散歩してもいいかなと思っていました。が、実際に鹿児島港に到着したときには悩ましい状態になっていました。

桜島に渡ってお散歩するほど時間に余裕がない。
が、桜島に渡らずに眺めているだけでは時間が少々余る。

ということで、限られた時間で桜島に上陸する中途半端な作戦を実行しました。

桜島行きのフェリーに乗って桜島に上陸し、そのまま同じフェリーに乗って鹿児島港に帰るという作戦です。桜島に上陸したいというのもありましたが、なによりフェリーに乗りたかったのです。

フェリーは片道15分ちょい。船内の座席には座らずに、ずっと甲板で写真を撮っていました。立っていられないほどの強風でした。それでもフェリーの旅は実に気持ちよかったです。

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2024.03.25

47都道府県制覇の旅03「鹿児島上陸」

朝8時羽田発のJALで鹿児島まで移動しました。強風のためホントに鹿児島空港に着陸できるのかというくらい揺れました。出発も遅れ到着も遅れました。それでも鹿児島上空で桜島を見たときは流石にテンションが上がりました。

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今回の旅行で今までと大きく異なるのは、食にもこだわったことです。今まで私は食にはあまり執着はありませんでした。事前に調べたり予約したり有名店で並んだりすることはありませんでした。

が、旅行好きの友人から強力なアドバイスをいただきました。「このトシになってあと何回うまいものを食べられると思ってるんだ。うまいものを食べられるときはうまいものを食べろ。」と。アドバイスに従い、今回の三泊四日の旅行では食べるべきもの食べるべき店を周到に調査しました。

空港からリムジンで鹿児島市内の天文館に到着したのは11時ちょい過ぎ。すぐに朝食を兼ねた昼食をとることにしました。そして事前に調べていたラーメン屋に直行しました。大正解でした。クセがあって当たり外れの多い九州ラーメンではありますが、札幌ラーメンに近い私好みの味でした。

開店直後に入ったので待ち時間はゼロでしたが、お店を出るときは長蛇の列ができていました。

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2024.03.24

google photos

本日から九州旅行記を書こうと思っていました。
が、写真をうまくダウンロードできなくて写真が間に合いませんでした。

旅行に行ったとき、私はカメラを2台使い分けています。
本格的写真を撮るためときは、一眼レフカメラEOS7Dmark2。
機動力重視のときは、スマホカメラ(Xperia1mark3)。

EOSで撮った写真はSDカードからカードリーダーを通してMacMiniにダウンロードするので問題はありません。問題は、スマホの写真がダウンロードできないということです。

私はスマホで写真を撮るときは、常にGooglePhotosにバックアップしています。バックアップした写真はMacMiniからダウンロードします。今までは少数枚ずつダウンロードしていて問題はありませんでした。

今回は大量の写真を一気にダウンロードしようとしました。そしたら、一向にダウンロードが進まないのです。調べてみたら、どうもGooglePhotosから大量の写真をダウンロードするととんでもなく時間がかかるようなのです。MacMiniのせいではなく、回線のせいでもなく、GooglePhotosの仕様らしいです。

GooglePhotosは無料なので文句を言うのは心苦しいのですが、いくらなんでもこの遅さは厳しいです。もうちょっとなんとかしていただきたいです・・・・。

 

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2024.03.23

47都道府県制覇の旅02「まずは報告」

三泊四日で鹿児島県と熊本県と宮崎県を旅してきました。
これで47都道府県を全制覇しました!

最初は全く意識していなかったのですが、いろいろなところをまわっているうちになんとなく47都道府県全部に行けるんじゃないかと感じ始めました。それからは半ば義務的に行ってない県に行くようになりました。たいして行きたくもない県もあったのですが、行ってみるといろいろな気づきがありました。今は47都道府県を全制覇したことには大きな意義があったと思っています。

が、今回の旅は疲れました。

熊本城。
上って下りて。

阿蘇山。
上って下りて上って下りて。

高千穂峡。
下りて下りて上って上って。

移動では。
歩いて歩いて歩いて歩いて。

夕食は。
毎日お腹いっぱい食べて食べて食べて。

身体も胃袋も限界でした。
もうあまり無茶な旅行はできないトシになりました。

明日から、どんな旅だったかを書いていきます。

 

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2024.03.19

47都道府県制覇の旅01「はじめに」

私も4月末で再雇用満了となります。
ということで区切りの卒業旅行をしてきます。
今回は鹿児島と熊本と宮崎です。
この3県を制覇すると47都道府県を全制覇することになります。

3月20日
羽田空港から鹿児島に移動、鹿児島市内を散策、指宿に移動して砂むし風呂、指宿宿泊。

3月21日
日本最南端のJR駅の西大山駅に行き、熊本に移動して熊本城観光、熊本宿泊。

3月22日
レンタカーで終日阿蘇山観光、高千穂峡に移動して宿泊。

3月23日
高千穂峡観光、夕方に熊本空港から羽田空港へ。

明日は早朝5時起きです。
寝坊しないようにしないと。

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2024.03.18

特別展「中尊寺金色堂」

東京国立博物館の特別展「中尊寺金色堂」を観てきました。

このような手のかかる特別展を定期的に開催する東京国立博物館の関係者の方々には、頭が下がります。また、いつもなんらかの形で写真を撮っても良い環境を整えてくれるのもありがたいです。今回は、金色堂の模型は写真撮影OKでした。

私は中尊寺には何度か行ったことがあります。
そしていつも思うことがあります。
中尊寺の仏像ってこんなに小さかったっけ?

最初に仏像を観た時に大きさを実感しているはずなのですが、不思議なことに何度観ても中尊寺の仏像は小さく感じるのです。なぜだろ。

いつものように素晴らしい展示でしたが、今回の展示に関してはふたつ注文があります。

ひとつは、六地蔵の並び方です。

平泉での中尊寺の六地蔵は、三体ずつ縦に並んでいます。前へ倣えのように縦に並んでいるところが他にない特徴だと思います。が、今回の特別展では六地蔵は三体ずつ横に並べて展示されていました。ちょっとイメージが違うなと感じました。

そしてもうひとつは、仏像を展示する高さです。
もっと高い位置に展示してほしかったです。

中尊寺の仏像は、小さいものが多いです。今回の展示は、その小さい仏像の目の高さと人間の目の高さを同じ高さに合わせているようなのです。仏像は本来高いところに置かれて人間を見下ろすように作られています。なので、正面から見ると仏像は俯いているように見えるのです。

丈六のような巨大な仏像は顔の位置が高いので、自動的に人間を見下ろす目線になります。が、小さな仏像は展示する高さによって見え方が変わってしまいます。人が少なくなったタイミングで仏像の近くに行って跪いて仏像を見上げたのですが、全く印象が違って見えました。

東京国立博物館の展示はいつも素晴らしいと感じますし、今回も素晴らしいものでした。ただ、今後は仏像は我々を見下ろすような位置に展示するように配慮していただきたいです。

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2024.03.17

2024長野松本の旅18「おみやげ」

今回の旅行でも自分のお土産をいくつかゲットしました。
私にとって自分のお土産を買うことは、完全に旅行の楽しみのひとつになっています。

張子の招き猫。
旅行するたびに招き猫がひとつずつ増えていきます。

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勝守。
善光寺には2種類の勝守があります。ひとつはWBCで有名になった勝守です。私は有名ではないほうの勝守にしました。店員さんにはWBCのほうじゃなくていいんですか?と聞かれました。みんなWBCのほうにするそうです。なぜあえて有名ではないほうの勝守にしたのかというと、北海道コンサドーレ札幌と同じ赤と黒のデザインだったからです。

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善光寺ダルマ。
白にしました。白は必勝の色だそうです。北海道コンサドーレ札幌の勝利を祈願して。

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閻魔ダルマ。
我が北海道コンサドーレ札幌を応援しているかのような赤と黒の閻魔ダルマがいたので、連れて帰りました。

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2024長野松本の旅17「あずさ2号」

帰りの電車は、松本発のあずさ38号でした。

私の世代の人は、あずさというと絶対に8時ちょうどのあずさ2号を思い浮かべるはずです。いうまでもなく狩人のヒット曲「あずさ2号」のことです。ダイヤの改正により、現在はあずさ2号は存在しません。8時ちょうどのあずさ5号になってしまいました。

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2024長野松本の旅16「なわて通り商店街」

松本城を観た後は、なわて通り商店街を散策しました。
ここちよい商店街でした。
なんの目的もなくぶらぶらするにはちょうとよい商店街でした。

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2024長野松本の旅15「松本城」

松本城はかっこいいです。
どこから見てもかっこいいです。
私が見たお城の中では一番かっこいいです。

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2024長野松本の旅14「しなの」

善光寺お参りの後は、松本に向かいました。

特急しなのに乗りました。私は乗り鉄でも撮り鉄でもありません。が、列車に乗ったり写真を撮ったりするとテンションが上がります。

で、特急しなのに乗って松本観光の予定を再確認していたところ、ショッキングな事実を知ってしまいました。楽しみにしていた旧開智学校が、耐震工事のため休館中だったのです。

ということで今回の松本観光は、松本城のみとなりました。

残念。

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2024.03.16

2024長野松本の旅13「坐禅」

善光寺の朝事に参加した後は、宿坊の薬王院に戻って坐禅体験をしました。

私はトシをとるにつれて正座は比較的上手にできるようになりました。以前はすぐに足が痺れたのですが、今は比較的長時間正座できるようになりました。

一方、坐禅は難しいです。

正式な坐禅は結跏趺坐であることは知っているのですが、私にはできません。なので座禅をする時はいつも略式の半跏趺坐です。

結跏趺坐で座禅が組めるようになりたいのですが、意外とハードルが高いです。技術的なことであればなんとか頑張れるのですが、私の場合は身体の硬さ(足の甲の硬さ)の問題です。簡単には解決できません。ましてや私は60代半ばです。これから身体が硬くなる一方です。

少しでも正式な坐禅に近づけるように、まずは坐蒲(坐禅用の座布団)でも買ってみようと思います。

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2024.03.15

2024長野松本の旅12「朝事・祈祷」

善光寺の朝事では、個別の祈祷があります。有料ではありますが、事前に申し込むと普段は入れない内々陣に入ることができ、個人の名前を交えながら祈祷してくれるというものです。

エスコートしてくれた薬王院の方の話によると、普段は10人以上が個別の祈祷に申し込むそうです。

が、今回はなんと私一人でした。私一人の名前が呼ばれ、20人くらいのお坊さんが私一人のためにお祈りをしてくれました。なんだか非常にありがたい気持ちになりました。

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2024.03.14

2024長野松本の旅11「朝事・読経」

二日目の早朝、善光寺の朝事に参加しました。

朝事は、善光寺全ての僧侶が出仕して行われる法要なんだそうです。ポイントは、天台宗系の朝事と浄土宗系の朝事が行われるということです。違う宗教の法要が同じ場所で連続して行われるのです。このようなところは日本中探してもないと思います。

天台宗と浄土宗というスタイルの違う読経は、すごかったです。

天台宗の読経は、激しく力強いです。心に直接訴える感じです。また腹の底から声を出す読経は、一流のテノール歌手の独唱のような音楽性を感じました。

一方浄土宗の読経は、語りかけてくるというか守ってくれるというかそういう感じがしました。女性住職が読経することもあり、実にさわやかでした。

私は今までいくつかの宿坊体験をしてきました。朝のお勤めに参加できる時は必ず参加しました。私は宗教を否定しませんが、自分では宗教はやりません。しかし、朝のお勤めに参加すると、宗教って本来こういうものなんだろうなと感じます。

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2024.03.13

2024長野松本の旅10「モンブラン体験」

今回宿泊した宿坊の薬王院さんですが、モンブラン体験という不思議なオプションがありました。厳密には、『お箸でつくるモンブラン体験「甘露の法雨」』といいます。

自家製のタルトタタンと自家製アイスクリームと地元産のフルーツやあんこなど、モンブランの具材が用意されます。それらを自分で箸で盛り付けて、最後に自家製の栗ペーストを絞ってかけて、世界に一つだけの自分で作ったモンブランが完成するというものです。

宿坊とモンブラン体験というのはあまりにも接点がなさすぎて不思議な感じがしました。が、畳の部屋でモンブランを作って自分で点てた抹茶と共に食するという体験は滅多にできないと思います。不思議なことに心も落ち着きました。

この体験の中で一つ明確にわかったことがあります。私にはケーキ職人の素質がないということです。モンブランを作ったつもりですが、焼きそばっぽくなってしまいました。

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2024.03.12

2024長野松本の旅09「宿坊」

薬王院という宿坊に泊まりました。

善光寺の宿坊はたくさんあります。その中でなぜ薬王院さんを選んだかというと、他に選択肢がなかったからです。他の宿坊は2名以上での宿泊しかできません。しかし、薬王院さんだけはおひとり様でも宿泊OKなのです。

いつも思うのですが、差別や平等や公平という言葉が飛び交うなか、もっとも疎かにされているのはおひとり様に対する差別だと思います。ちょっとした宿やクルーズ船や豪華観光列車などは、ほとんどが一人では利用できません。パッケージツアーなどもおひとり様は割増料金を取られます。家族割とかいろいろな割引がある中で、おひとり様だけは正規料金です。そもそも税金は、おひとり様からお金を貪り取る制度となっています。なんとかならないでしょうか。

話はそれましたが、薬王院さんのお話。

私にとってはベストな宿坊でした。建物の作り、おいしい精進料理、わかりやすい坐禅体験、そしてなによりも暖かいおもてなし精神。薬王院さんに宿泊できてよかったです。次に善光寺に参拝する機会があれば、また薬王院さんにしようと思います。

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2024.03.11

2024長野松本の旅08「長野県立美術館」

この日は善光寺の拝観とその門前町の観光だけの予定でした。が、ちょっと時間に余裕があったので、すぐ近くの長野県立美術館に立ち寄ってみました。

そもそも私は博物館は好きなのですが、美術館という名の施設で感動したことはほとんどありません。美術館には絵画や現代美術の展示が多いのですが、私はその両方とも興味がないのです。美術館に入ってしばらくは、義務的に展示を見ているような状態でした。

が、長野県立美術館で気づきがありました。

長野県立美術館には東山魁夷館が併設されています。ひたすら東山魁夷の絵画が展示されています。東山魁夷については現代日本画家ということくらいしか知りませんでした。現代絵画は私が最も苦手とする分野です。適当に眺めて終わりにする予定でした。

が、東山魁夷のいくつかの絵画を見て妙な共感がありました。なんだろと思ってそのまま鑑賞を続けたのですが、いきなり共感の理由がわかりました。東山魁夷の描く風景の構図は、私が写真を撮るときの構図と似ているのです。東山魁夷が描こうと思っている風景と私が写真を撮ろうとする風景は同じなのです。要するに、私と東山魁夷の感性は同じように思われるのです。もちろん感性は同じであっても、その表現力と技術力は雲泥の差があるわけなのですが。

今まで絵画を見て感動できなかったのは、作者の意図が全くわからなかったからなのかもしれません。これからはもう少し違った目で絵画を見てみようと思います。

東山魁夷は、私の絵画嫌いの壁を少しだけ取り払ってくれました。

東山魁夷に敬意を表して、ミュージアムショップでクリアファイルを購入しました。デザインは、私ならこう撮るであろうという風景に最も近いものを選びました。

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2024.03.10

2024長野松本の旅07「御数珠頂戴」

初日に善光寺の境内をうろうろしていたら、なにやら参拝者がざわつき始めて一列に並び始めました。御数珠頂戴が始まるのだと気づきました。住職さんが本堂に出仕するときに、頭を撫でてもらうと功徳が得られるというあれです。

私も天台宗の大勧進の導師様に頭を撫でてもらいました。御数珠頂戴は早朝の朝事の時のイベントだと思っていたのですが、稀に日中でも行われるようです。偶然に立ち会うことができてラッキーでした。

ちなみに、次の日の早朝の朝事にも参加したのですが、その時も御数珠頂戴に立ち会いました。
天台宗の大勧進の導師様が本堂に入場する時に1回。
浄土宗の大本願の導師様が本堂から退場する時に1回。
合計3回頭を撫でてもらいました。
たくさんの功徳を得られたと思います。

ちなみに頭を撫でられるという表現を使いましたが、3回の頭の撫でられ方はかなり違いました。
1回目の天台宗の時は、撫でられるというよりも叩かれるという感じでした。
2回目の天台宗の時は、頭をぐっと押すような感じ。
3回目の浄土宗の時は、ほんのわずかさらっと頭に触れる感じでした。

ちなみに浄土宗の導師様(大本願の御上人様)は、代々皇族ゆかりの女性が勤めているのだそうです。私の頭を撫でてくれたのも、女性の導師様でした。頭の撫で方も女性らしい繊細さが感じられました。

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2024.03.09

2024長野松本の旅06「経蔵」

重要文化財の経蔵の内部には、輪蔵があります。輪蔵 の中には仏教経典を網羅した『一切経』全6,771巻が収められているそうです。そして輪蔵は回転できるようになっていて、輪蔵を時計回りに一周押し回すと収められた『一切経』を全て読んだことと同じ功徳が得られるそうです。当然ではありますが、輪蔵を一周押し回しました。

問題は輪蔵の重さです。5トンです。5トンといえば、アフリカゾウと同じくらいの重さです。何人かで押せるような構造になってはいるのですが、私がチャレンジしたときは私一人でした。全力で押しました。なんと一周できました。これで私も功徳が得られます。

それにしても、5トンの重量物を64歳のおじいちゃんが一人で押し回せるとはすごいと思いませんか。私の力がすごいのではなくて、回せる構造がすごいのです。

今の技術だと、おじいちゃんでも簡単にクルクル回せるようにできるでしょう。しかし、一人が全力で押してやっと一周できるほうがありがたさを感じると思います。実に絶妙な構造になっています。

何百年も昔に5トンの重量物を一人で回せるような軸受を設計した人、すごいです。

ちなみに経蔵や輪蔵の写真を撮り忘れました。
適当な写真を貼っておきます。

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2024.03.08

2024長野松本の旅05「忠霊殿」

善光寺には、忠霊殿という三重塔の建物がありました。観た感じ歴史を感じない建物でした。後で調べてみたら、案の定昭和45年に建てられたコンクリート製の建物でした。

忠霊殿には資料館も兼ねていたので、入ってみました。善光寺に関連する資料や宝物は、江戸時代以降のものがほとんどでした。私の好きな仏像もほとんどありませんでした。最近の芸術家の作品も多く、歴史を感じたい私としてはちょっと残念な資料館でした。

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2024.03.07

2024長野松本の旅04「戒壇めぐり」

善光寺では、あの有名な戒壇めぐりをしました。真っ暗な回廊を手探りで巡り、極楽の鍵前に触れるとご本尊と結縁ができて極楽に行けるというあれです。

回廊は全くの暗闇です。一切何も見えません。私はこういった闇は怖くはありません。

怖いのは、極楽の鍵前に触れないことです。極楽の鍵前に触れれば極楽に行けるということは、極楽の鍵前に触れないと極楽にいけないということじゃないですか。

右の壁の腰の高さにあるということはわかっていたので、全力で右の壁を触りまくりながら進みました。なんとか極楽の鍵前に触れることができました。

これで私も無事極楽にいけます。

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2024.03.06

2024長野松本の旅03「善光寺の山門」

善光寺の山門はなかなかしっかりとした作りで見栄えがします。上ってみたのですが、上からの景色よりも下から山門を見上げた方が印象が強いです。

山門には有名な善光寺の額が掲げられています。善光寺の文字の中に5羽の鳩が隠れているというやつです。善の字に隠れている2話の鳩、光の字に隠れている2羽の鳩はすぐに見つけらますね。が、寺の字に隠れている1羽の鳩はちょっと見つけにくいです。もうちょっと目立つように作って欲しかったです・・・・。

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2024.03.05

2024長野松本の旅02「善光寺の記憶」

善光寺を訪れたのは2度目です。
ずいぶん久し振りになります。
以前訪れたのは30年くらい前だったと思います。
そのときは親友のどすこい君と一緒の旅でした。

今回久々に善光寺を訪れて一番最初に思ったことは、善光寺に関する記憶が全くないということでした。まるで初めて来た場所のようでした。

今は亡きどすこい君とは、いろいろなところに行きました。行ったという記憶はとても明確なのですが、実際にどういうものを観たかという記憶は意外と残っていません。

今から思うと、どすこい君との旅は修学旅行のようなものだったのかもしれません。修学旅行って真面目に観光するよりも友達と話したり遊んだりすることが楽しかったですよね。

最近は一人旅なので、旅の楽しみ方も違ってきました。

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2024.03.04

2024長野松本の旅01「はじめに」

3月1日から一泊二日で長野と松本に行ってまいりました。今回のメインイベントは、善光寺。宿坊に宿泊していくつかのイベントに参加しました。その時のことについて書きます。

まずは乗り物の話から。

東京から長野までは北陸新幹線のかがやきを利用しました。
私にとっては、乗り物に乗るのが旅の楽しみのひとつです。もちろん窓側に陣取ります。列車に乗っているときは、寝ずにずーっと外の景色を見ています。一方、飛行機に乗る時はひとつもテンションが上がりません。飛行機の窓からは空と雲しか見えないので。

当然、列車の写真も撮ります。
私が乗ったE7系かがやきの写真はもちろんのこと、近くに停まっていたE5系E3系E2系の写真も当然撮りました。遠くのホームにはサンライズの車両もチラッと見えたのですが、障害物が多すぎて写真を撮るのを断念しました。

今回の旅行では、カメラは一眼レフのEOS7Dmark IIを持っていきました。が、東京駅で撮った新幹線の写真は全てスマホで撮りました。今の私にとって、一眼レフカメラはカメラ好きのプライドを維持するために持っているようなものです。たいていの写真はスマホで撮るようになりました。悔しいのは、スマホで撮っても一眼レフカメラ並みに良い写真が撮れてしまうことです・・・・。

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2024.03.03

71回目の献血をしてきたのですが・・・・

本日、71回目の献血をしてきました。今年に入ってから4回目、順調に回数を伸ばしています。

で、血液検査の時にちょっと気になることを指摘されました。白血球の値がかなり高いとのことでした。血圧と心拍数と赤血球濃度が基準値を満たさないと献血はできません。が、白血球は明確な基準がないので、担当医の判断で献血することになりました。

風邪などをひいたりして身体が病気と戦っている時に一時的に白血球の値が大きくなることがあるのだそうです。そういえば数日前までちょっと体調が悪い時期がありました。その影響が残っているのかもしれません。体調が悪かったといっても症状はたいしたことはなく、現在ではほぼ回復してはいるのですが。

現在私の身体の中で、白血球が何かと戦っているようです。

明日は再検査のために病院に行きます。
どのような診断をされるかちょっと心配です。

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2024.03.02

カートリッジを交換しようかな・04

いろいろ考えた末、中電のMG-3675というカートリッジに決めました。

今回カートリッジを購入するにあたって、中電というメーカーは初めは候補に入っていませんでした。というか、中電というメーカーを知りませんでした。

私はアナログらしいMM型カートリッジを求めていました。MM型は原音に忠実ではないかもしれませんが、アナログらしい暖かさと力強さがあります。

多くの有名メーカーは、完全にMC型にシフトしています。一方、中電はMM型カートリッジしか製品化していません。MM型に対する強いこだわりを感じます。

私の買ったMG-3675は中電の最高級カートリッジですが、それでもお値段は13,000円弱です。他の有名メーカーと比べて極めて安価です。

もうひとつ中電に決めた理由は、日本のメーカーだということです。日本の中小メーカーが真面目に作ったカートリッジがどんな音なのか聴きたくなりました。

ネットの評判はあまり当てにはなりませんが、中電のカートリッジを高評価している声がほとんどです。

まだ組み立ててさえいませんが、早く音を聴いてみたいです。

ちなみに。
ヘッドシェルはオーディオテクニカのMG-10にしました。私は以前からずーっとMG-10を使っています。マグネシウムで軽量で、なんの不満もありません。ただ、数十年目に2,000円だったはずのMG-10ですが、今は4,000円以上します。ピュアオーディオの機器は、ことごとく高価になってしまいました。

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