音楽と私 041「四面楚歌 / 憂歌団」
大学時代(1979〜1982年)はいろいろな音楽を聴いていました。そんななか衝撃的な曲との出会いがありました。ラジオで聴いたのか友達から借りたテープとかで聴いたのかは憶えていません。すぐにレコードを買えば良かったのですが、当時の私は他のジャンルの音楽に目が向いていたしお金に余裕もなかったしで買う機会を逸しました。
そしてそのまま何年か経った後、どうしてもその曲をもう一度聴きたくなりました。が、曲名もバンド名も忘れていました。憶えているのは、日本のバンドであること、曲の名前が漢字四文字(いわゆる四字熟語)であることくらいでした。
当時はまだネットから情報が取れる時代ではありませんでした。レコード屋(CD屋)に行って、片っ端から日本のバンドのレコードやCDを探しまくりました。ジャケットを見て四字熟語の曲があるかどうかだけを確認する乱暴なやり方でした。
何ヶ月か何年か探し、ついに「これではないか!?」というCDを見つけました。憂歌団の四面楚歌というアルバムでした。アルバム名が四面楚歌でしたが、ちゃんと四面楚歌という曲も入っていました。
これだ!と確信し、買って帰ってドキドキしながら聴いたのですが・・・・。
違いました。私の求めていたプログレよりのロックの曲とはかけ離れた日本ブルースの曲でした。
結局CDは1回聴いただけで二度と聴くことはありませんでした。憂歌団のアルバムがひどかったという意味ではありません。私の音楽の方向性とはかけ離れていたのです。
【引用CD】
アルバム:四面楚歌
アーティスト:憂歌団
発売元:株式会社徳間ジャパン
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